■青井実MC就任後にもあった「榎並アナのほうがよかった」の声
夕方の情報報道番組では日本テレビの『news every.』とテレビ朝日の『スーパーJチャンネル』が世帯視聴率8%台、TBSの『Nスタ』が6%台で2番組を追うなか、『イット!』は4%台と大きく引き離されている。
「『イット!』は視聴率アップのためにも大リニューアルを敢行する必要があったということですね。フジテレビでは今年、引退した中居正広氏(53)の女性トラブルに端を発した問題で同局からはスポンサーが撤退。25年3月期決算の純損益は328億円の赤字という発表もありました。
これを受けて来春以降、すべての部門で番組制作費が大幅削減されることになるといい、『イット!』もフリーアナの青井さんのギャラを払い続けるのは厳しくなったのではと。青井さんをMCに据えても視聴率は向上しなかったわけで、制作費の面でも青井さんの続投はなかったんでしょうね。
一方で、青井さんの後任の榎並アナの好感度は抜群に高い。榎並アナは20年9月から24年3月まで『イット!』に出演していましたが、青井さんのMCに就任を受けて番組を卒業することに。ただ、青井さんがMCになって以降も、榎並アナのほうがよかったという声が根強くありましたからね」(前出の制作会社関係者)
番組視聴者からは、
《イットの青井アナのこと初めて知った 視聴率も下がってるなら榎並アナに戻してほしい 榎並アナの方がぜんぜんよかった》
《イット!は元々滅多に見てなかったけど この青井さんって人になってから特に見なくなったな 画面から感じの悪さ伝わってきてたもんな 確かに榎並さんは好感持ててたなぁ》
といった意見が寄せられていた。
「榎並アナは若手ADにも分け隔てなく接するような優しい人ですし、21年8月、新型コロナウイルス感染者の妊婦が入院ができず、自宅で出産した乳児が死亡したニュースの際は涙ながらに伝えた熱い人でもあります。現場のスタッフ、そしてフジ局内ではそんな榎並アナを外して、フジと特段関係もなく、評判もあまり良くなかった青井さんを起用することに反対し、“上層部は何を考えているんだ”と強い怒りの声が当時上がっていたんです。
視聴者の声にもありますが、局内でも根強く榎並アナを復帰させてほしいという声があったといい、そうしたことも後押しになって、榎並アナが『イット!』に戻ってくることになったのではないでしょうか」(前同)
第2子が誕生し、年内は育休中の榎並アナ。彼が家族、子どもを大切にしている姿はインスタグラムでも見られるが――好感度抜群の榎並アナ&山崎アナ、そして遠藤アナの新体制で『イット!』は来春以降、浮上することができるだろうか。