■『相葉マナブ 2時間SP』が7時台の視聴率を爆取り
城島と松岡の後輩の嵐・相葉雅紀(42)の冠バラエティ番組『相葉マナブ』は日曜夜6時台(6時~6時56分)の番組。通常、テレビ朝日では同番組の終了後、7時台には『ナニコレ珍百景』が放送されているが、12月14日は『相葉マナブ』が2時間SPとして8時まで放送された。
同回の内容は、番組初登場となるAぇ!group・末澤誠也(31)がゲストの「新そば収穫」、宮崎あおい(40)とDAIGO(47)がゲストの“自然薯掘り”の2本立て。自然薯掘りは番組の名物企画で、今回が14回目。同番組の2時間SPは昨年12月8日放送回以来2度目だが、昨年も自然薯掘りをメインに放送された。
「その『相葉マナブ』の2時間SPは視聴率がかなり良かったんです。特に7時台は、世帯視聴率9.8%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、個人6.1%、そしてテレビ界で重視されているコア視聴率(13~49歳のコア視聴率)3.5%。
同日に『鉄腕DASH』は放送されていませんでしたが、通常の『鉄腕DASH』と変わらない高視聴率が取れていましたね」(前出の制作会社関係者)
日本テレビは12月14日の夜、『鉄腕DASH』ではなく、2015年から年イチで放送されている明石家さんま(70)のバラエティ特番『誰も知らない明石家さんま』を放送していた。
「注目なのは『相葉マナブ』2時間SPのコア視聴率です。前々からテレビ朝日は他局に比べ、世帯視聴率は高い一方で若年層の数字であるコア視聴率は取れない局と言われていました。それは同局の視聴者の年齢層が高めで、彼らにアプローチするような番組作りをしているから。
だからといってテレ朝がコア視聴率を考えていないわけではないですし、『相葉マナブ』が高いコア視聴率を取れたことに強い手ごたえを感じているでしょう。番組名物の“自然薯掘り”が2年連続2時間SPとなっていることを見ても、今後は数字が取れそうな企画を2時間SPで放送する可能性は高い。そうなると、『鉄腕DASH』と“裏被り”してきますよね」(前同)
廃業することが報じられているが株式会社TOKIOとSTARTO社とのエージェント契約は12月末で終了予定。特に松岡は、個人としても“完全独立”するとも言われている。そんな元TOKIOを抜きにしても、『鉄腕DASH』には相葉と同じSTARTO社のタレントが多数出演しているが――、
「STARTO社はエージェント契約がメインということもあるのか、タレント同士の裏被りを特段気にしないと見られていますね。キャスティングをするテレビ局サイドも、旧ジャニーズ時代とは対応が変わったと見られ、それこそ『相葉マナブ 2時間SP』の裏で放送された『誰も知らない明石家さんま』には、timelesz・佐藤勝利さん(29)が出演していました。『鉄腕DASH』と同時間帯の『鬼レンチャン』や『せっかくグルメ』にも、STARTO社タレントが出演することはしょっちゅうです。
そのため、今後『相葉マナブ』と『鉄腕DASH』の被りも出てくると考えられ……内部がガタガタの『鉄腕DASH』には新たな強力ライバルが誕生したと言えそうです」(同)
“TOKIOが出ないなら終わってほしい”といった声も寄せられる『鉄腕DASH』。内部が大揺れのなか、30年番組包囲網が狭まっている――。