■「『ポップUP!』のほうがまだ良かった」の声が出るワケ
『ポップUP!』では、出演者らが“井戸端会議”のようなトークを繰り広げる「アナタはどっち派?もやもやチャット」、「ひるトピ!ランキング」などのコーナーのほか、大人の女性の禁断の愛を描いたドラマ『昼下がりのオンナたち』が番組内で放送された。
「同番組には、主婦層を狙っていこう、というしっかりと意図があったんです。ところが『ぽかぽか』は『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のような“王道のバラエティ路線”のど真ん中を目指す番組で、特にターゲットを定めていない。“面白いバラエティを作るのでみんなに見てほしい”ということですよね。ただ、それで視聴者に刺さらなかったらまったく意味を成しません。
そして、ここにきて番組に対してフジ内部で言われているのが“今さら見る理由がない”ということなんです。というのも、4月になりましたが、番組は1時間短くなっただけで内容面の大きな変化はない。番組はすでに3か月間続いてきたわけで、その間超低空飛行だったわけですが、他局では新番組などが始まるなか今このタイミングで、“じゃあお昼は『ぽかぽか』を見ようか”という要因、きっかけがないというわけなんです。
これが致命的で、視聴率を含めて番組にはもう上がり目がないのではないか、という指摘もありますね……」(前出の制作会社関係者)
視聴率はどう見ても超危険水域にある。制作現場からは「局上層部の我慢がどこまで続くかが番組存続のカギ」なんて言葉も飛び出しているというが、令和の『いいとも!』を目指した『ぽかぽか』の命運は――。今秋の改編を乗り切ることができなければ『ポップUP!』と同じ9か月での終了となるが、はたして!?