女子プロレスラーの上谷沙弥選手(29)が12月24日、スポーツバラエティー番組『SASUKE』(TBS系)に出場し、第1エリアで無念の失格となった。

 今年は『KUNOICHI』(TBS系)にも導入されている新プリズムシーソーが『SASUKE』の第1エリアにも登場した。上谷選手は、冒頭で勢いよくシーソーに飛び乗るも、次のローリングヒルへの移行に失敗。そのまま池に落下し、全身びしょ濡れになった。

 そうしたなか、上谷選手の番組でのオフショットを『SASUKE』の公式Xが公開。ヒール(悪役)レスラーであるにもかかわらず、仲間たちに謝罪する様子が4枚目に収められており、《沙弥様らしい4枚目の写真》《4枚目のあどけなさ》などのコメントが寄せられた。

 また番組内では、上谷選手について「バイトAKBからプロレスラーへと転身を遂げた人気女子プロレスラー」と紹介。その異色の経歴は、プロレスファンの間では周知の事実だが、視聴者のなかには知らない人も多く、X上では《てか…上谷沙弥選手ってバイトAKBだったのか》《知らなかった》《今更気付く》など驚きの声も上がった。

「端正なルックスに加え、抜群のトーク力で今やメディアにひっぱりだこの上谷選手。今年は、『東京スポーツ新聞社制定 2025年度プロレス大賞 supported by にしたんクリニック』において、最優秀選手賞(MVP)に選ばれ、女子プロレス大賞とのダブル受賞を果たしました。52年の歴史で女子レスラーがMVPに輝いたのは初めてです。

 2019年に8月にプロレスデビューを果たした上谷選手ですが、高校生の頃にEXILEのバックダンサーを務め、14年8月から15年2月までバイトAKBのメンバーとして活躍。16年から5年間、太田プロに所属してタレント活動も行なっていました。

 25年12月の『プロレス大賞』記者会見で、上谷選手は“ダンスをやって、アイドルをやって、太田プロに入ったけど、うまくいかないことが大半だった”と過去の苦悩を告白。プロレスを始めた当初、彼女の両親は反対していたといいます。それでも、“だんだんプロレスをやる姿を見て応援してくれているので、最大の親孝行なんじゃないかな”と語っていました。こうした飾らない人柄も彼女が愛される理由の1つなのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 リングでもバラエティーでも人を惹きつけてやまない彼女は、これからも新しい景色を見せてくれそうだ。