日焼けした色黒の風体に速射砲のような関西弁。昨年2月に突如始めたYoutubeでは自ら「ガーシー」と名乗り、綾野剛(41)や新田真剣佑(26)ら今を時めく人気俳優の「裏側」を暴露し始めた東谷義和氏(51)。
過激なネタと芸人顔負けのトーク術の、一度見たら忘れられない男は、SNS時代の風雲児となり昨年7月の参院議員選挙では、およそ30万票をも獲得し国会議員にまで登り詰めた。しかし、この御方に関しては、駆け上るのも早ければ転がり落ちるのも早かったと言わざるを得ないだろう。
全国紙社会部記者は言う。
「3月15日には昨年の当選から一度も当院しなかったとして参院を除名処分となりました。議員バッチを失うのと同時に“不逮捕特権”も失効。翌日には警視庁がガーシー元議員の逮捕状を請求しました」
国民の代表から、一転して追われる身となったガーシー容疑者だが、黙ってはいない。逮捕状が請求された日には自身が滞在するUAEのドバイ発の配信ライブで、「俺が何した? 芸能人の暴露しただけ」、「一生帰国しないことを覚悟できました」と開き直りを見せたのである。
「この態度に激怒したのがガーシー容疑者の捜査を担当する警視庁捜査2課の刑事たちでした。3月23日にはガーシー容疑者の実家や妹の家も3時間かけて家宅捜査しました。
押収物は紙袋1点ほどで、中身もUSBメモリーなどでしたが、家族の家をガサ入れすることで国外逃亡を続けるガーシー容疑者にプレッシャーを掛ける狙いがあったのは明らかです」(前同)
これが効いたのだろう、ガーシー容疑者は即座に自身のインスタライブで、
「本当にお願いします。僕がYouTube始めたのはドバイに行ってからです。実家に何かあるわけではないですよね」、「オカンだけは勘弁してください。77歳の母親が関わっていると思いますか。母親はYouTube知らない」
と涙ながらに謝罪したのである。
それでも捜査の手が収まる気配はないと語るのはさる社の社会部デスクだ。
「ガーシー容疑者の捜査を担当する警視庁は4月に入ってからツイキャスやTikTokの運営会社に対して、ガーシー容疑者のアカウントを凍結するよう要請しましたよね。
実はこれは、裁判所から令状を取得した上で、運営会社にアカウント凍結を“命令する”というような形ではないんです。あくまでもメールフォームから運営会社へ警視庁がアカウントの凍結を“お願いする”というようなスタイル。それでも、実家への家宅捜査も含めてガーシー容疑者に掛かるプレッシャーは相当なものがあると予想されますね」