■出演オファーができなくなるプロダクションも……その理由とは
2025年1月23日に芸能界を引退した中居氏の女性トラブルをきっかけにしたいわゆる“フジテレビ問題”。フジ上層部の問題発生時の対応の拙さ、フジ内部の過去のハラスメント体質、人権意識の低さが深刻視され、同局からは大量のスポンサー企業が撤退。25年5月にフジ・メディア・ホールディングスが発表したフジテレビの25年3月期決算の純損益は328億円の赤字となった。
「昨年の秋改編後のタイミングで、今後“フジテレビ問題”の大きな余波がきて、26年春以降は各番組の制作費を大幅カットせざるを得ない状況になる、と言われていましたね。そして、今春の改編のタイミングで、報道、情報、ドラマ、バラエティ……すべての部門で制作予算は大幅カット。前年比で3分の2ほどに削減される、ともささやかれています。
“フジテレビ問題”以前からテレビ不況、低視聴率が続いていたこともあり、フジの番組予算はどんどん減っていたのですが、問題勃発で“さらにとんでもないことになる”と関係者の間で話されていましたね」(前出の民放キー関係者)
“フジテレビ問題”は番組に出演するタレントのギャラにも影響を及ぼすようだ。
「テレビ番組のタレントのギャラは、これまでの同局での活躍や貢献度、“実績”と呼ばれるものによって決まり、基本的に下がることはありません。ただ、状況が状況ですからタレントのギャラも下げてもらわないと番組が作れなくなりつつある。
ただ、ギャラを下げることを承諾しない芸能プロダクションもあるんです。フジのギャラ下げに応じてしまったら、他局もギャラ下げ交渉をしてくる可能性がありますからね。結果、“うちではもうあのプロダクションのタレント使えないよね”という話も制作現場では出ているといいます」(前同)
これまでは基本的に、視聴率が悪い番組が打ち切られていたが、現在のフジテレビでは予算・制作費が見合わない番組も打ち切りが検討される状況にあるという。
「『週刊ナイナイミュージック』は、遅い時間帯にもかかわらずベテランのナイナイが2人そろって出演。『呼び出し先生タナカ』は出演者が多く、ギャラもかさんできそうです。また、『ミュージックジェネレーション』の後番組に新たな音楽番組が噂されていますが、同番組のMCに、タレントではなく局アナの上垣アナの起用が検討されているというのは、ギャラがかからないからという点も大きいでしょうね。今春以降、ゴールデン帯のバラエティ番組でも、かつての深夜番組レベルの制作費で作られることになる、という話もあるほどですからね。
この春、フジテレビでは未曾有の番組終了ラッシュになりそうですが、“フジテレビ問題”の真の余波がついに到来した、顕在化したというふうに見られていますね」(同)
“フジテレビ問題”勃発から1年――大問題の余波を受け、今春以降、フジテレビ番組のラインナップは大変貌を遂げるようだ。