浅草キッド玉袋筋太郎が、“昭和オヤジ”としての矜持とユーモアを胸に、同世代にエールを送る人生コラム。ともに令和を生き抜く、イケてる“老Guy”を目指そう。

 何年か前に、老後に必要な貯金は2000万円といわれていたけど、最近、「ゆとりのある老後を送るには1億円必要」という試算が出ていたね。

 2000万円だったら、なんとかなるかなーなんて考えたけど、急に、その5倍、1億円っていわれたら絶望しちゃうよ。

 でも、今の1億円の価値って、昭和後期の感覚で言ったら1000万円ぐらいじゃないかな?

 ラーメン専門店でラーメンを食べたら1杯、1000円を超えることなんて当たり前なんだからさ。

 1億円のジャンボ宝くじ当てたら「一生、左うちわだ」なんて言われてたけど、今の時代だと暮らせないわけよ。宝くじ当たったところで、ようやく老後資金だもの。まいっちゃうよね。

 60歳定年でも、すんなり引退できるわけじゃない。委託で収入が3分の1になっても働く。収入ゼロよりは働いたほうがいいし、体にも良いわけだからさ。

 一方、栃木や長野の山の中に移住して、そばを打つ人もいるよね。士族の商法じゃないけど、定年後にそば屋を開業して成功した人って、ほとんど聞いたことないなぁ。