4月12日に放送スタートする“水10”枠ドラマ『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)は、主演を安定感のある波瑠(31)が務めるが、意外にも盤石とは言えないようだ。
同ドラマは、柴なつみ氏が『Kiss』(講談社)で連載している同名コミックが原作。仕事を完璧にこなすヤリ手のキャリアウーマンながらも、汚部屋で暮らすズボラ女子・速見穂香(波瑠)が、家事が圧倒的に得意な会社の後輩・山本知博(高杉真宙/26)を嫁に迎えるという社会派ラブコメディー。
15年放送のNHK連続テレビ小説『あさが来た』でヒロインを演じ、16年放送の『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(フジテレビ系)で民放連続ドラマ初主演した波瑠。その後、数々のドラマで主演を務め、さまざまな役柄を見事に演じ分けたことで、多くの女性から共感と人気を獲得している。
視聴者層を考えると、本作は納得のキャスティングだと思えるが、波瑠主演の前作、22年7月期放送の『魔法のリノベ』(フジテレビ系)は、全話平均視聴率が6.4%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と微妙な数字。必ずしも鉄板とは言えないようだ。
「今回の波瑠が演じるキャラは、仕事はできるけどプライベート難ありな30代女性。主演ドラマ『#リモラブ 普通の恋は邪道』(日本テレビ)と『魔法のリノベ』も同じようなキャラで、既視感は否めません。視聴者も“またか”と思ってしまうのではないでしょうか」(ドラマライター/ヤマカワ)