過酷な環境にも強い代表的な日本車といえば「ランクル」の愛称で親しまれるトヨタ・ランドクルーザー。悪路をものともしない優れた走行性能と“世界で最もタフで信頼できる”といわれるほどの高い耐久性で、紛争地帯や災害現場などでも重用されるが、このほど、フィリピンの町長が乗っていたランクルが、対戦車用のロケットランチャーで攻撃されながらも、大破することなく走行する動画が海外で話題となっている。

 その動画は、英タブロイド紙「The Sun」の公式YouTubeチャンネル(登録者数637万人)で1月27日に投稿された、フィリピン・ミンダナオ島のシャリフ・アグアク町が公開したという防犯カメラ映像だ。

 映像には、白い小型のバンから降りた2人の男性のうちの1人が、道路の反対側を走行するアクマド・ミトラ・アンパトゥアン町長が乗ったランクルに向かってRPG(ロケットランチャー)を発射する様子が映り込むほか、もう1人の男性が小型ライフルを発射する姿も捉えられている。

 発射された弾頭はランクルを直撃し、火炎とともに大きな白煙が立ち込める。しかし実はこのランクルは防弾仕様で、大破することもなくそのまま走行したのだ。

 現地の報道によると、この襲撃によって2人の警護スタッフが負傷したが、町長に怪我はなかったという。なお現地の治安部隊は逃走した襲撃犯の追跡作戦を遂行し、銃撃戦により襲撃犯とみられる3名が射殺されたとのこと。

 政治家のような要人が乗る乗用車は、装甲板や防弾ガラスを装備した装甲車にされているケースは多いとはいえ、首長が乗った車がロケットランチャーで襲撃されるというショッキングな動画は公開から1日足らずで約95万回超えの再生数を叩き出し、500件以上のコメントが付いた(28日現在)。衝撃的な場面に驚く声が多数あがっている。