■今田美桜、新ドラマは脚本も監督も韓国チーム

 今田美桜が主演するドラマ『メリーベリーラブ』は年内にもディズニープラスで配信予定で、日本テレビと『愛の不時着』や『パラサイト 半地下の家族』などを手掛けてきた韓国の総合エンターテインメント企業CJENMの共同プロジェクト。ただ監督と脚本も韓国側が担当し、制作のメインは韓国チームが担うという。そして同作は日本テレビでも放送予定だ。

「制作のメインは韓国チームが担当する韓国ドラマ。事実上、日テレはドラマの枠を提供するのみとも言われていますね。ディズニープラスと組むことで、通常のドラマとは異なる収益が発生するといいますが……同ドラマの中身に関しては、“韓国チームにお任せします”と受け止められても仕方がないでしょう。

 たしかに韓流ドラマは世界的な人気を誇りますが、放送局として制作を丸投げするような提携には、局内でもさまざまな声があるようです。

 これまでキー局がやってきたような自社で制作・放送することが難しくなりつつあることがWBCや『メリーベリーラブ』からうかがえますよね。Netflixなど配信大手の資金力は圧倒的。WBCの放映権争いも勝負にもならず……そして韓国のドラマ制作のレベルは高く、韓国のドラマと日本のドラマの世界的な評価も、また圧倒的なものがあるでしょう。

 こうした状況は感情的には面白くないところがあるでしょうが……現実に目を背けても生きてはいけない。日テレ内部でも、同局のスポーツ部門を遊ばせているよりはNetflixで流れる中継を担当して、しっかりと売り上げを出したほうがいいという考え、またドラマ『メリーベリーラブ』を通して韓国ドラマチームの制作のノウハウを少しでも吸収できたらいい、そうした声もあるそうです」(前出の制作会社関係者)

 長らく続くテレビ不況――日本の民放キー局の力は絶大、という時代は終わったのだろう。