■自転車運転に身分証が必要に

 警察庁が公表しているデータによれば、令和6年中の自転車交通事故は年間約7万件前後と横ばいですが、全交通事故に占める割合は増加傾向。特に死亡・重傷事故の約4分の3において、自転車側にも何らかの法令違反が認められるという事実も明らかになりました。

「今回の青切符導入の背景には、自転車事故の高止まりや、歩行者との接触トラブルが看過できないレベルに達していることがあります。4月からは『知らなかった』という言い訳は通じません。通勤や買い物で日常的に自転車に乗る人こそ、自分が“運転者”であるという自覚を脳内に叩き込み、標識をしっかり確認する習慣をつけるべきでしょう」(生活情報サイト編集者)

 反則金の納付書を発行する際には、警察官に身分を証明する必要があり、運転免許証やマイナンバーカードの携行も、これからの「チャリ生活」において必須となるかもしれません。警察官に呼び止められ、震える手で身分証を提示する…そんな光景が日本のあちこちで見られるようになるでしょう。

 4月の施行を前に、自分自身の運転スタイルに違反がないかチェックしつつ、安全と大事なお金の両方を守る準備をしておいたほうが良さそうです。

戸田蒼(とだ・あおい)
トレンド現象ウォッチャー。
大手出版社でエンタメ誌やWEBメディアの編集長を経てフリー。雑誌&WEBライター、トレンド現象ウォッチャーとして活動中。