■「くら寿司」広報が明かした“わさびマシーン”の真実 導入されたのはコロナ禍だったが…

 まず、このマシーンがお目見えしたのは「コロナ禍」のこと。広報担当者が説明する。

「こちらの提供方法は、コロナ禍を受けて、極力接触を減らすためにさまざまな方法を検討した実験の中のひとつとなります。関西の1店舗にて約1年間実験し、お客様からのさまざまなお声を検討した結果、全店に導入しないという結論に至ったもので、現在導入されている店舗はございません」(広報担当者)

 Xユーザーが”新しいシステム”と誤解したのも、当時の試験運用があまり知られていなかったからなのだろう。広報担当者によれば実験は2022年初頭に終了したとのことだが、TikTokには、まさにコロナ禍の20年11月下旬頃から同マシーンに注目し、撮影された動画が複数確認できる。

 ちなみにくら寿司では、そもそも寿司は「わさび抜き」で提供される。子どもが食べやすいだけでなく、本わさびと西洋わさびをブレンドし、素材にこだわったわさびを使ってもらうタイミングとして、“直前わさび”を推奨。風味・辛みを失わず、わさび本来の美味しさが味わえるよう、寿司を食べる直前にわさびをつけてほしいという思いがあるためだ。

 広報担当者によれば『くら寿司』のわさびは現在、一部店舗で個包装、その他の店舗では従来通り容器での提供と併用して運用しているという。

「無償で提供しているので、必要な量を楽しんでいただけたら」ということだった。