木村拓哉(50)主演の月9ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)が、平均世帯視聴率が12.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と好スタートを切ったが、今後に大きい不安を抱えているようだ。

 同ドラマは、長岡弘樹氏による警察学校を舞台とした、ミステリー小説『教場』シリーズが原作。冷徹で最恐の教官・風間公親(木村拓哉)が警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代が描かれ、シリーズの原点で始まりとも言える物語となる。

 4月10日放送の第1話は、2019年、地域課の制服警官だった瓜原潤史(赤楚衛二/29)が、県警本部捜査一課に配置換えされ、風間とバディを組むことに。これは、「風間道場」と呼ばれる刑事育成システムで、実際の事件捜査を通じて刑事の基礎を叩き込み、必要なスキルを学ばせるという。

 ある日、タクシーの乗客が刺殺される事件が発生。殺されたのはホストクラブのオーナー・芦沢健太郎(久保田悠来/41)で、女性と一緒にタクシーに乗車していた。瓜原がタクシー会社を調べると、容疑者として浮かび上がったのは、タクシーを先に降りた女性、日中弓(内田理央/31)で……という展開。

「まずツッコまれていたのが、殺人事件のトリックです。芦沢の指示で移動した車のルートが、地図上で“日中弓”という文字になるという、ダイイングメッセージだったこと。芦沢が殺されることを覚悟して残したというオチで、これに“まわりくどい”とツッコミが入っていたんですが、実は原作では違っていたようなんです」(ドラマライター/ヤマカワ)

 ツイッター上では、「原作は殺されると知らなかった男が、女にサプライズ目的でタクシーにひと筆書きさせてた。なんじゃそれ? とは思ったけど、まだ許せる。それがドラマでは、殺されるかもと思ってひと筆書きさせるって、脚本家何考えてんの?」など、原作ファンからツッコミが。要するに、殺されるのを待っていないで、さっさと逃げればよかったのだ。なぜこのような不可解な改編があったのか?