■ウルトラマン俳優・平野宏周からコメントが届いた
『ウルトラマンZ』は、対怪獣ロボット部隊「ストレイジ」の新人パイロット・ナツカワハルキ(平野)と、新人ウルトラマン・ウルトラマンゼット(声:畠中祐/31)が宇宙怪獣たちと戦う、若き2人の熱血バトルストーリー。
平野演じたハルキは「押忍!」や「チェストー!」という言葉を多用する明るい体育会系の青年。熱血漢ながらちょっと抜けているゼットと息ぴったりの名コンビとして活躍した。
同作は「明るく楽しいウルトラマン」をコンセプトに作られ、大ヒット。優秀なSF作品・活動に送られる「星雲賞メディア部門」を受賞したほか、2022年に行なわれたNHK『全ウルトラマン大投票』では「ウルトラヒーロー部門」第3位に輝いた。
また、当時マイナーだった過去作のロボット怪獣「セブンガー」を“主人公チームが乗り込むメカ”として再登場させたところ、これが大バズリ。関連グッズが飛ぶように売れ、前述の『全ウルトラマン大投票』では「ウルトラメカ部門」第1位を勝ち取った。
そんな『ウルトラマンZ』主演の平野は、2024年夏には台湾最大級のウルトラマンイベント『ウルトラマンエキスポ2024』のアンバサダーとして、同じ“ウルトラマン俳優”として有名な小澤雄太(40)とイベントにも出演。
ウルトラマンは中国ほかアジアで絶大な人気を誇るコンテンツであり、『ウルトラマンZ』もやはり大人気。同イベントには現地メディアが殺到したという。なお、小澤が演じたのは、人気キャラクター・ウルトラマンゼロ(声:宮野真守/42)が『ウルトラマンジード』(17年7月~12月)で一時的に憑依した地球人・伊賀栗レイト。
そんな大人気の『ウルトラマンZ』だが、残念ながら近年のテレビシリーズでは珍しく、劇場版が制作されていない作品なのだ。これは当時『シン・ウルトラマン』(22年)の企画が動いていて、コロナ禍でスケジュールがズレていなければ時期がバッティングしていたから、という大人の事情も関係している。
過去には、元V6の長野博(53)主演の『ウルトラマンティガ』(TBS系/96年9月~97年8月)が終了後、ファンや現場の熱意もあり、3年越しに映画『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』(00年)が公開された前例もある。その意味では、いつかの未来に『劇場版 ウルトラマンZ』(仮)が動く可能性はゼロではないが……。
そこで筆者は、平野が所属する芸能事務所「サンミュージックプロダクション」に問い合わせたところ、事務所を通じて平野から、
「もし映画化が決まったら、ぜひ出させていただけたら嬉しいです!」
と、意欲的な回答が得られた。
ちなみに、平野が所属する「サンミュージック」は、ダンディ坂野(59)、カンニング竹山(54)、スギちゃん(52)、ゴー☆ジャス(47)、小島よしお(45)など、個性派のピン芸人が多く所属する、お笑いに強いプロダクションとしても知られる。せっかくなので平野に「好きな芸人」についても尋ねたところ――、
「お笑い好きの僕には難しい質問ですね……。パッと浮かんだのは、有吉弘行さん(51)、千原ジュニアさん(51)、おぎやはぎさん、アンタッチャブルさん、さらば青春の光さん、鬼越トマホークさんですね」
と、6組も挙げるのにサンミュージック芸人の名前は一人も出てこなかった。
最後に、幼少期は野球少年でもあったという平野が、こう語ってくれた。
「侍ジャパンの皆さんを、準々決勝以降も全力で応援させていただきます。皆さまもWBCの試合観戦を引き続き楽しんでいただきたいです。押忍!」
と、『ウルトラマンZ』の主人公・ハルキの決めゼリフで締めてくれた。
25年4月に開催された公式の舞台公演『NEW GENERATION THE LIVE スターズ編 ウルトラマンゼット〜旅立ちの時〜』では「一人前の男としてゼットさんの隣に立ちたい」(ハルキ)、「お互いに、一回り大きくなった時に再会しよう」(ゼット)と約束し、コンビを一時解消したハルキ(平野)とウルトラマンゼット。再会する日は、いつになるか――。
特撮・ドラマ・映画ライター・トシ
幼少期に『仮面ライダーアギト』を観て複雑なシナリオに「何かとんでもないモノがスタートした!」と衝撃を受け、平成ライダー、そして現在放送中の令和ライダーを筆頭に、特撮作品を愛するように。
特撮出身の俳優を追う過程で一般ドラマや映画の世界にも興味を抱くようになり、旬なドラマ・映画は欠かさずチェック。エキストラとして作品に参加し、阿部サダヲや藤原竜也など一流の俳優陣の生の芝居に衝撃を受けることもしばしば。