日本の自動車業界がもっとも華やかだった80~90年代。俺たちが “乗った・乗りたかったあの一台をプレイバック!

欧州車を思わせるスポーティで渋いクルマ造りがアンチトヨタ派の間で高い人気を獲得!

■最高出力255馬力の3Lツインカムターボが象徴的な存在

 初代日産レパードは、1980年にユーザーニーズの上級化に対応して、2ドア/4ドアハードトップで登場した。しかし、1981年に発売された初代トヨタソアラの人気には勝てなかった。

 そこで2代目レパードは、ソアラの日産版ともいえる2ドアボディのみで1986年に登場した。当時の日産の上級車種には、トヨタを追いかけるクルマ造りが目立ち、日産セドリック&グロリアはトヨタクラウン、日産ローレルはトヨタマークIIという具合だ。2代目レパードもそこに含まれると思われた。

 それでも2代目レパードには、デザインと運転感覚の両面で、欧州車を思わせるスポーティで渋い雰囲気があった。

 これを実感させたのが1988年のマイナーチェンジで搭載されたV型6気筒3Lツインカムターボエンジンだ。同じ年に登場したシーマと共通のエンジンで、最高出力は255馬力、最大トルクは35kg-mに達する。当時は最強のパワーユニットだった。

 販売面では2代目ソアラに負けたが、日産らしさが濃厚で、特に「アンチトヨタ」の間では絶大な人気を誇った。人気ドラマ『あぶない刑事』(日本テレビ系)の中で使われたことも話題となった。

 2代目レパードが発売されたときのボディサイズは、全長が4680mm、全幅は1690mmだ。5ナンバーサイズの枠内で開発されていた。

 水平基調のインパネには、デジタルメーター、CDプレーヤー、グラフィックイコライザーなどが多彩に装着されていた。

水平基調のインパネ

 発売時点で搭載されたエンジンは、V型6気筒の2L、2Lターボ、3Lであった。マイナーチェンジで3Lターボが加わり人気を高めた。

エンジン

 売れ筋グレードのシートは、各部を電動で調節できた。背中の張り出しを調節するランバーサポートも備わり快適性を向上させた。

快適性を向上させたシート

 水平基調の外観は、伸びやかで端正な印象だった。タイヤサイズは14/15インチだが、当時では大径でスポーティな設定だった。

水平基調の外観

 2代目レパードの中古車価格は200〜400万円だ。2代目ソアラに比べて販売台数が少なく、中古車流通台数も限られるが、人気ドラマ『あぶない刑事』の影響もあって中古車価格は高値安定型だ。部品の供給状況に注意したい。