3月14日、夜の東京・六本木に100人以上の女性が並ぶ列が現れた。列をなすのは10代後半から20代前半の若い女性がほとんど。列の先頭に立つ女性が恍惚の表情で見上げるのは、1軒のキャバクラだった。

「彼女たちの目当ては、六本木の高級キャバクラ『JUNGLE TOKYO』のキャスト・まみさんのバースデーイベントです。オープン前の18時から20時の間に設けられた女の子限定のイベントタイムは、60分1万円でチェキが2枚撮れるサービス付き。参加した女の子には、お土産としてGIVENCHYや資生堂、イヴ・サンローランといった高級ブランドのコスメがまみさんから手渡されていました」(六本木の飲食店関係者)

 六本木のキャバクラのバースデーイベントと聞けば、煌びやかなドレスに身を包んだキャストを前に常連客たちが店内で次々と高級シャンパンを開けていくような様子が思い浮かべられる。しかし、店舗に在籍するキャスト全員がバースデーイベントを行えるわけではないのだ。バースデーイベントの開催は一部の人気キャストだけに与えられた特権であり、いわば勲章。

「バースデーイベント当日は、常連客で店内が溢れかえることも珍しくありません。まれに女性客が来店することはあっても、他のキャバクラに勤める顔馴染みのキャストであることがほとんど。大抵は同業付き合いの一環です」(前同)

 つまり、キャバクラ嬢のバースデーイベントに“ファン”の女の子が来店するという現象自体、従来ではあり得ないことなのだ。そもそもなぜ、キャバクラ嬢に“女性ファン”が付くようになったのか。今回のイベントにも参加したという20代の専門学校生が本サイトの取材に話す。

「今や、年に2回行なわれるファッションイベントの『関西コレクション』を筆頭に、キャバ嬢がランウェイを歩くのは当たり前の時代です。24年2月にはお笑いタレントの狩野英孝さん(44)がMCを務め、全国のキャバ嬢がスタジオに集まり、企画やコーナーを通じて自身の素顔を紹介するバラエティ番組『CHANCE&CHANGE』がABEMAでスタート。もはや人気キャストは、“キャバ嬢”という枠を越えて“インフルエンサー”のように若い女性の憧れの的になっているんです」

 現に今回バースデーイベントを行なったまみさんにもSNS上では、

《ジャングルまみちゃんバースデー当日に女の子限定のチェキ会するんだ。キャバ嬢が推し活になる時代》
《ジャングル東京まみちゃんの誕生日イベント 若い女性向けにありがたすぎるでしょ笑 どんなに売れても相手の喜ぶことをシンプルにできる人が長く活躍する世界》
《行列ができる もはやキャバ嬢はアイドル同様ね》

 といった声が寄せられている。