■テレビ番組制作スタッフが語る”飲食店での撮影”の注意点
「あべちゃん」は《船橋での撮影についての投稿を拝見しました》としたうえで、
《撮影はお店にYouTube撮影であることをお伝えした上で許可をいただき、店内の隅のテーブル席で行いました。ただ、店内での撮影によって不快に感じられた方がいらっしゃったのであれば、配慮が足りなかったと感じています。申し訳ありませんでした。今後はこれまで以上に周囲への配慮を心掛けながら撮影していきます。》
とコメントを出した。
「2020年10月からスタートした『あべちゃんのお酒チャンネル』は、関東を中心にせんべろ酒場を訪問したり、お酒や居酒屋の魅力を紹介したりするチャンネル。安くておいしい居酒屋や惣菜で楽しむ晩酌など、手ごろな感覚が人気を得ていて、登録者数は10万人ほど(2026年3月20日時点)。
Xに投稿した客が居合わせたのは、3月5日にオープンしたばかりの立ち飲み居酒屋で、“ちょい飲み”にピッタリですが、立ち飲みなので隣の人との距離も近い。撮影するにしても、通常以上に気を遣わなくてはいけないお店のスタイルではあったと思われます」(WEBメディアライター)
グルメロケを手がけるテレビ番組の制作会社スタッフが、飲食店で撮影するときの注意点を解説する。
「テレビ番組で“アポなし”の体で飲食店を訪れるロケ番組でも、スタッフが“お客さんは映しません”などと店側に説明のうえ、客にも撮影が入ることを周知します。事前に店に許可を取った場合は、お客さんの映り込みを極力避けられるような端の席を空けていただくケースも多いです。少なくとも、今回の件は客への周知は必要な案件だったと感じます。
テレビ放送と比べて、YouTuberの動画はたとえ登録者が10万人以上いたとしても認知していない人も多く、“どこで自分の個人情報が流れているか分からない”という状況に不安を覚える人も多いのかもしれません。ただ映り込んだ人に“モザイクをかければOK”というわけではないでしょう。
今やYouTubeも一大メディアだけに、飲食店での撮影も、テレビの制作と同じようなルールが求められるようになってきたのかもしれませんね」
今回の炎上は、YouTubeというプラットフォームが社会に定着したことを感じさせる出来事といってもいいのだろう。