■“高機能なのに安い普段着”という空白の市場を開拓
パソコンの前に座って原稿を書くため、ダメージが蓄積している腰には『メディヒール(R)マグ腰サポーター』(同2900円)を巻いた。
「永久磁石の力で血行が良くなり、コリが緩和されます。ベルト幅が狭いのに適度な圧迫感が快適で、自然と背筋が伸びます」(前出のライフスタイル誌編集者)
正直、類似商品との大きな差は感じられなかったが、イスに座って3時間。腰の痛みを忘れて原稿を書けた。
変わったのは体調だけではない。飲み会で久しぶりに会った友人に「なんか若返ったね」と服装を褒められた。
『ソロテックス(R)使用アーバンワークウェアジャンパー』(同2900円)を羽織り、ズボンは『ジェライドストレッチコードピケカーゴパンツ』(同3900円)。ジャンパーはポケットが8つもあるので財布もタバコも入るうえ、便利なのがデカポケット。友人から急に返されたマンガ本もスッポリ収まった。ジャンパーの中は『メディヒール(R)ルーム半袖シャツ』(同1290円)を着ているためか、帰宅後も疲労感はほとんどなかった。
「安くて機能的なワークマンの服は、オシャレ好きにも評判です。建築などガテン系の若者だけでなく、最近は街着やちょっとしたアウトドアでも人気。遊漁船に乗ると、半数以上がワークマンのジャケットとパンツを身に着けていることもザラです」(ファッションライター)
ここ数年で、すっかりイメージの変わったワークマン。チェーンストア研究家の谷頭和希氏は、作業着のイメージが強かった同社の変化について、こう言う。
「ワークマンの強みは、必要な機能を第一義に服を作ってきたこと。その知見をアパレルに生かすことで“高機能なのに安い普段着”という空白の市場を見つけたのです」
体調を崩しがちな春先、元気になるワークマンの服で乗り切りたい。
谷頭和希(たにがしら・かずき)
都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家。チェーンストアやテーマパーク、都市再開発などの「現在の都市」をテーマとした記事・取材等を精力的に行う。「いま」からのアプローチだけでなく、「むかし」も踏まえた都市の考察・批評に定評がある。著書に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』他。現在、東洋経済オンラインや現代ビジネスなど、さまざまなメディア・雑誌にて記事・取材を手掛ける。