■親世代が思春期のときに流行った曲が狙い目
一方、夜の現場を知り尽くすスナックのチーママ(28)からの鋭い指摘があったのは、5位の斉藤和義『歌うたいのバラッド』や、7位のレミオロメン『粉雪』だ。
「一時期、お客さん、みんなで歌ってたんですよ! でも難しくて、ほとんどの人が脱落していきました(笑)。だから、今、これを選曲するってことは、歌がうまい人なんだと思います。それなら喜ばれて当然」(35・新橋のスナックママ)
8位の沢田研二は、20代・30代女性が知っていることに驚くが、同8位・槇原敬之『どんなときも。』、10位・スピッツ『チェリー』あたりは、親世代が思春期のときに爆発的に流行った楽曲。芸人であり、スナックの雇われママとしても店に立つ、まちゃまちゃ氏が言う。
「今は平成レトロブームが定着していて、若い子も昔の曲に詳しい。私たちのときみたいにCDを買わなくても、サブスクでいくらでもさかのぼれますし。
ある意味、おじさんたちも、自分たちの曲を自由に歌えるチャンスだと思います」
そんな懐かし系の曲を入れる際には、エピソードや解説を入れるとワンランク上の歌い手になるという。
「“この曲は、歌番組で10週連続1位を獲って大騒ぎだった”とか、楽曲の物語性を紐付けることで、知らない世代でも興味を持ってくれると思います」(前同)
そもそも、カラオケで周りを楽しませるのは相当ハードルが高い作業だと、改めて強調するのは、まちゃまちゃ氏。
「本来は、好きな曲を自由に歌えばいいんです。でも、場を盛り上げたいとか、コミュニケーションを取りたいと思うなら、1人カラオケとは違いますからね。会話のラリーを続けながら、接点を探っていくことが大事だと思いますよ」
大事なのは“歌唱力”より“人間力”ということか。
【番外編】「今はM!LKを歌っておけばハズさない」ガールズバー店員の本音“50代以上男性のカラオケ作法”では、「夜の街で喜ばれるカラオケ6箇条」や「ガールズバーNG曲」も紹介している。夜の蝶をのハートを鷲掴みにしたい読者は必見だ。《【前編】はこちらから》《【番外編】はこちらから》
まちゃまちゃ
1976年5月7日、千葉県出身。芸歴30周年と自身の誕生日を記念したライブ『まちゃまちゃ30年祭&生誕祭「独身披露宴」』を5月7日(木)Zepp Shinjuku (TOKYO)で開催。