フジテレビの夕方の情報報道番組『Live News イット!』が新体制になってから約10日が経過した。

 番組は2024年4月より元NHKアナウンサーの青井実(45)とフジテレビの宮司愛海アナウンサー(34)がMCを担当していたが、3月27日をもって2人が卒業。3月30日からは山崎夕貴アナ(38)、榎並大二郎アナ(40)、遠藤玲子アナ(43)の3人体制へと移行した。

「青井さんはわずか2年で降板することになりましたね。青井さんは、NHKを退局する前に“お金の件”が話題になりましたし、MC就任後にはハラスメントがあったことも公になりましたからね……」(制作会社関係者)

 青井を巡っては、NHKアナウンサー時代に上司の許可を得ずに親族企業から役員報酬を得ていたとして、兼職を禁止する服務準則に基づいて厳重注意処分を受けていたことが明らかに。注意処分を受け、報酬は全額返却して役員からも退任した。

 また、青井が『イット!』のキャスター就任して約1年後、フジテレビは25年4月9日、公式サイトに《『Live News イット!』青井実キャスターに関するご報告》と題した文書を掲載。《青井キャスターの言動について社内からコンプライアンス推進室に報告があり、2025年2月より弁護士を交え、社内で慎重かつ適切に調査を進めてまいりました》と報告した。

 青井が番組リハーサル中にフリップ演出が上手くいかなかったことに対して強い口調でスタッフを叱責したり、速報ニュースの対応を巡って自身がつけていたピンマイクをキャスター台の上にある箱に放り投げるなどしたとされる。

「同日の『イット!』で青井さんのニュースを報じるという異例の展開となりましたが、25年頭に勃発した“フジテレビ問題”を経て、同社はハラスメントを今まで以上に重く見るようになりましたからね。そんな人物を番組に起用し続けるのは厳しいでしょうし、何より、フリーアナウンサーの青井さんが番組の顔になっても、視聴率は上がりませんでしたからね。

 青井さんが『イット!』を降板するのは当然の流れでしょうね。3月末で終了した『サン!シャイン』でMCを務めていた谷原章介さん(53)には、日曜朝に『SUNDAYブレイク.』(ともにフジテレビ系)という“救済番組”が用意されましたが、青井さんにはそれもないままフジテレビから離れることになってしまいました。

 そんな青井さんは4月10日の『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演しましたが、やはりなかなか大変そうではありますよね」(前同)

 青井は10日、『5時に夢中!』に出演。実家が「丸井」の創業家ということで、アナウンサーの仕事をしなくても余裕なのかを問われた青井は、『イット!』を卒業したことに言及し、出演者のミッツ・マングローブ(51)から「お金がない?」と問われると、新たな仕事を探していることを明かし、「育児も介護も今あるのでゆっくりもしつつ、仕事もしたい」と語った。

「青井さんは年間数千万円のギャラを失うことになってさすがに大変そうですが……ただ、なぜフジテレビが彼を『イット!』のキャスターに起用したか、初めから疑問の声も多かったですよね。青井さんが辞めて、榎並アナが復帰。主婦層に人気の榎並アナをなぜ外したかも不思議がる人は少なくなかったですね」(同)

 青井は新たな仕事を探していくことになるようだが、フリー転身後、民放で活躍する元NHKアナウンサーは少なくないが、青井と同じように苦戦する人も少なくない。

有働由美子さん(57)はNHKを退局して、今や女優業にも進出。大成功していますが、『news zero』(日本テレビ系)のMCに就任した当初には“アドリブがきかない”といった指摘もされたといいますからね」(芸能プロ関係者)

 NHKでは、ニュースを正確に、それでいて全国共通のアクセントで伝えることが民放以上に優先され、アナウンサーは事前に準備された原稿をしっかりと読み上げることが求められるという。

「MC就任からしばらくしてから『news zero』は右肩上がりに調子がよくなり、24年3月までMCを務めましたが、後半、有働さんは毎日番組に出演することが辛かったようです。体力面もそうでしょうし、毎日のように視聴率を気にしないといけないことはプレッシャーだったのではないでしょうか。

 ただ、本人が“辞めたい”と言っても帯番組のMCは簡単に辞められるものではありません。それは、周囲が必死になって引き留めるからですよね」(前同)