魂の伝道師、ラモス瑠偉のコラム。

 今夏のW杯前最後の遠征で、日本代表がイングランドに1-0で快勝しました。

 試合会場のウェンブリースタジアムで、日本代表は1995年に試合をしています。そのとき、森保一監督はメンバーでしたが、私は直前に負傷し、帯同しませんでした。

 その後、知人とともに2002年にこの聖地を訪れる機会がありましたが、当時は改装前の古い競技場。今回、映像で今の姿を見ましたが、雰囲気が全然違うように感じられました。

 その大舞台で日本選手たちは堂々たる戦いを見せました。まず、インパクトが大きかったのが、開始3分の中村敬斗選手のドリブル突破。ベン・ホワイト選手相手に股抜きを見せましたが、ああいうプレーは積極的に狙っていくべきです。「自分たち日本人もできるぞ」「甘く見るな」という気持ちが強く出ていましたし、まさに“名刺代わりの一撃”のように感じました。

 その中村選手が絡んで、前半23分の三笘薫選手の先制点が生まれました。三笘選手のボール奪取からカウンターのスイッチが入るのが非常に速かったですし、中村選手のラストパスに対して、三笘選手が諦めずに思い切りボールをもらいに行ったのも目を引きました。その前に上田綺世選手が相手守備陣を引っ張ってスペースを空ける動きをしたのも大きかったですし、全体の流れが完璧なゴールだったと感じました。