本サイト恒例のプロ野球「番記者」座談会。ペナントレースは始まったばかりだが、早くも緊急招集だ。巨人・阿部慎之助監督の「ケンカ投法」指令に阪神・藤川球児監督が激怒しているとの情報や、最下位独走の西武では早くも西口文也監督の更迭情報まで飛び出しているという。スポーツ紙が絶対に書けない裏ネタをお届けする。
A氏 スポーツ記者。現在を含め、これまでセ球団を複数担当。
B氏 スポーツ紙デスク。過去、セ・パで複数球団を担当した。
C氏 スポーツジャーナリスト。ネットを中心に野球記事を執筆。
――開幕から対戦カードも一巡。際立つのは、ヤクルトの快進撃ですね。
A まさしく“春の珍事”です。ただ、“陽キャ”な池山隆寛新監督(60)になって、空気が一変したのも確か。記者陣にも“塩対応”だった高津臣吾前監督とは、正反対。番記者の間にも「応援してやろう」ってムードが生まれているそう。
B うちのヤクルト番記者も“こんな応援ムードは、野村克也監督が率いた90年代以来”と言ってた。
A 参謀役の松元ユウイチも優秀。正直、生真面目すぎた嶋基宏コーチがいなくなったことで、風通しがよくなったと思います。
C 実際、若手がノビノビしてます。BC・新潟出身の伊藤琉偉(23)や高卒3年目の鈴木叶(20)らが、今年こそ世代交代とばかりにバットが振れている。これもひとえに池山さんの“陽キャ力”の賜物でしょう。
A しかも、3カードを消化した7日時点でも犠打はまだゼロ。8番に投手を置いたり、捕手を日替わりで使ったり、野村さんの言う“弱者の兵法”を感じます。
B 確かに。弱さを逆手に取った開き直りの用兵は、同じ“野村チルドレン”である新庄剛志監督(54)の1年目とも相通じるな。
――一方、大本命と目される藤川阪神、それに続く阿部巨人は、どうでしょう?
C 阪神との開幕戦を前に、阿部慎之助監督(47)が「当ててもかまわない」と、若手にハッパをかけたら、第3戦先発のドラ3・山城京平(22)がさっそくの2死球。これには藤川球児監督(45)もブチギレだったとか。
B その話は試合前に藤川球児監督ら阪神首脳陣の耳にも入っていて、「ホンマにやってきたら出るぞと腹をくくっていた」と、あるコーチは言っていたそうだ。
A いやでも、突然崩れて自滅するのは亜大時代からの彼の悪癖。プロ初登板のド新人をつかまえて「狙っただろ」と言うほうが大人げない気はしますけどね。
C それは確かに。掛布雅之さんは、藤川監督の態度を「あれは、やめてほしかった」と苦言を呈してました。
B さすが、球団OBからの受けが悪い藤川監督(笑)。あれは、新人への「ナメんなよ」という威嚇だろうね。
A 沖縄出身で優しい性格の山城には、思った以上に効果テキメンだったと。
C まぁ、取材する側としても「遺恨勃発」のアングルはありがたい(笑)。阿部巨人が、なんとか五分の戦いをしているのも朗報です。
B 岡本和真(29)の穴があるうえに、エース山崎伊織(27)まで故障離脱。開幕3連戦の先発を新人2人と新外国人に託すなんて、戦力不足を白状しているようなものだと思うけどな。
A あれに関しては、井上温大(24)ら期待の生え抜きに対する「おまえら、それでいいのか?」という阿部監督なりの問いかけだったと、球団関係者が語っていました。結果、その井上にも勝ちが付いたわけですし。
B ただ、肝心の戸郷翔征(26)は、5日の2軍戦でも2被弾&7失点と、いまだ、きっかけさえ掴めていない。
A このままだとトレードすらありえるかも。球団関係者が「かつての澤村拓一や東野峻のような状態」と漏らしていましたから。
B そういえば、澤村は20年のシーズン途中にロッテに放出されたけど、その直前に澤村にまさかの3軍行きを通達したのが当時の阿部2軍監督だったなあ……。
C とはいえ、打線に目を向ければ、新外国人のダルベック(30)は“当たり”と見て、よさそうですよね。
B「選球眼がいいし、センターから右への打球が多いのがいい」と、打撃練習を見ていたOBが言ってたな。
A あとは、弱点の内角を執拗に攻められだしたらどうなるか。そこを乗り越えたら、30発前後は打てそう。