本サイト恒例のプロ野球「番記者」座談会。ペナントレースは始まったばかりだが、早くも緊急招集だ。巨人・阿部慎之助監督の「ケンカ投法」指令に阪神・藤川球児監督が激怒しているとの情報や、最下位独走の西武では早くも西口文也監督の更迭情報まで飛び出しているという。スポーツ紙が絶対に書けない裏ネタをお届けする。

A氏 スポーツ記者。現在を含め、これまでセ球団を複数担当。
B氏 スポーツ紙デスク。過去、セ・パで複数球団を担当した。
C氏 スポーツジャーナリスト。ネットを中心に野球記事を執筆。

――今年のパ・リーグは、やはり日本ハムの本塁打激増ぶりが目を見張ります。

C 3カード終了時点でリーグ49本中、22本が日本ハムで、本塁打王は5本打っている万波中正(26)。22本はスゴいですよね。

B 年明けの12球団監督会議で、新庄剛志監督が自ら“飛ばないボール”問題に言及していた。統一球のメーカー側が改善した可能性もあるとは思うけど。

A 現場では今季から1軍打撃コーチに就いた横尾俊建コーチの有能ぶりを挙げる声が多いです。慶大卒の理論派で、出してくるデータが的確だそう。それでいて、選手たちには「狙わないと打てないんだから、どんどん狙っていこうぜ」とハッパをかける熱さもある。

C ただ、小久保裕紀監督(54)率いるソフトバンクは選手層が厚いですからね。

A そうかな。4軍制の“数打ちゃ当たる”方式で強さを維持してる印象だけど。

B 確かに。球団関係者が言っていたのが、施設の充実による、選手たちのハングリーさの欠如だった。

A ファーム本拠地のタマスタ築後は広大な面積で、室内練習場も寮も設備が充実してますもんね。

B その関係者は「昔はほか弁しか支給されず、着替え場所には虫の大群が寄ってきて大変で。みんな早く福岡ドームに上がりたいと思っていたけど、今の子は、その必死さがない」と。

C 柳田悠岐(37)を筆頭に、主力の高齢化も顕著ですしね。日本ハム目線で見れば、各球団のエース級と対戦するより「やはりソフトバンクは強い」という、今のほうが戦いやすいのかも。

 

――となると、パ・リーグは、この先も“2強”の戦いとなる公算が高いと?

B 日本復帰で注目された楽天・前田健太(37)も復帰2戦目でさっそく、ふくらはぎがつって緊急降板していたしね。寄る年波には勝てないってところだろう。

C ビックネームが大好きな例の名物オーナーが欲しがっただけで、現場はもとより、そこまで期待してなかったようですが(笑)。

A 西武に至っては、開幕アウトのネビン(28)に加えて、FAで加入の石井一成(31)や西川愛也(26)までもが打撃不振で2軍落ち。現状、最も振れているのがドラ1捕手の小島大河(22)という有様。

B その小島は1試合で3捕逸するほど。球団大物OBが「肩も弱いし、捕手としては落第。キャンプで外野練習させておけばよかったのに」と語っていた。

C このままだと、最下位独走もある。現場からは「松井稼頭央が更迭されたときと雰囲気が似てきた」との声も上がっています。西口文也監督(53)は、まだ2年目だから、さすがに、それはないと思うけど……。

A オリックスは、WBC後の調整で出遅れていた曽谷龍平(25)が、ようやく1軍に合流。もともと打線はいいですし、ここからが勝負という感じでしょう。

B サブロー新監督のロッテは、どうなの? 5日のソフトバンク戦、一打サヨナラの9回裏1死一・三塁から、スクイズ失敗で併殺ゲームセットという場面だけは映像で見たけど。高校野球かと思ったよ(笑)。

C ロッテもWBCでブレイクの種市篤暉(27)が、現時点では1軍に不在。本領発揮はまだ、これからじゃないでしょうか……。

B まあ、ペナントは夏が本番。夏前に、また集まろうじゃないか。

――本日は、ありがとうございました!