「和久田さんの新番組の初回放送がいよいよ1週間後に迫っていますが、果たして勝算はあるか……」(制作会社関係者)

 日本テレビは、4月25日にスタートする新報道番組『追跡取材 news LOG』(土曜22時)の制作発表会見を10日に行なった。

 同番組のMCを務めるのは3月をもってNHKを退社して芸能プロダクション「セント・フォース」所属となった和久田麻由子(37)と、日本テレビの森圭介アナウンサー(47)。

 番組について和久田は「ニュースの結論だけではなく、取材する記者たちがどんな問題意識で取材を始め、何に悩み、どんな壁にぶつかり、どう葛藤して真相にたどり着いたのか、その取材の記録・プロセスそのものを大切にして公開していきます」と説明。

 さらに「プロセスまで大切にする新しいニュース番組だからこそ見えてくる、ニュースの新しい価値、透明性、信頼性がきっとあると信じています。これまでの伝え手としての経験を、これからは“プロセス”という新しい情報の形を届けていくことに注いでいきたいと思っています」と意気込みを露わにした。

「和久田さんは『ニュースウオッチ9』、『NHKニュース7』のキャスターを務めるなど、NHKの報道の顔でしたし、『NHK紅白歌合戦』の司会も経験している。アナウンス技術も高く、容姿端麗で特に上の世代の男性ファンもついていると見られ、日テレはかなり大きな期待を寄せているでしょうね。

 ただ、土曜22時枠は安住紳一郎アナ(52)がMCを務め、三谷幸喜さん(64)が出演する『情報7daysニュースキャスター(Nキャス)』(TBS系)があまりにも強いですからね……」(前出の制作会社関係者)

 たとえば、4月11日の『Nキャス』の世帯視聴率は10.3%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は6.3%、コア視聴率(テレビ各局が重視する13~49歳の個人視聴率)は2.9%だった。

「同日同時間帯では『小泉孝太郎&かまいたちの芸能人テスト』(フジテレビ系)という、フジが気合いを入れている感じの特番の放送もありました。同番組の視聴率は世帯6.0%、個人3.9%。それが全体の2位でしたから、『Nキャス』がいかに強いか、1強かが分かりますよね。今どき通常放送で世帯視聴率が10%を超えるような番組は少なく、世代を問わず多くの人が『Nキャス』を見ていることが分かりますよね。

 そこに『news LOG』は乗り込んでいくことになるわけですが、日テレが22時台に報道番組を放送するのは初めてということもあり、報道局を中心に制作サイドもかなり気合いが入っているようで、精鋭スタッフが集められているといいます。

 同時に『Nキャス』を相当意識しているとも聞こえてきていますね。『Nキャス』は1週間の出来事を振り返る構成ですが、番組の雰囲気は全体的に明るめですし、安住さんと三谷さんのやりとりも軽快でポップな作りになっています。

 番組の構成や雰囲気が似ていると『Nキャス』には太刀打ちできません。ですので、『news LOG』は逆に硬派な報道番組にする予定だと聞こえてきています。取材のプロセスも見せるといいますから、同局の報道・情報番組『真相報道 バンキシャ!』(毎週日曜日18時~)のような番組になる可能性も言われていますね。

 新番組が硬派な番組だとすれば、たしかにNHK出身の和久田さんにはハマりそう。ただ、お堅い作りで視聴率が取れるかというと、微妙ですよね……」(前同)