見上愛(25)と上坂樹里(20)がダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説『風、薫る』の調子は、なかなか上がらないようだ――。

 同ドラマの4月15日放送回の世帯視聴率が13.6%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)であることが明らかとなった。『風、薫る』は序盤から視聴率が苦戦。朝ドラ史上ワースト視聴率作品である橋本環奈(27)『おむすび』(2024年後期)を下回りかねないような状況にあり、上昇の兆しも見えておらず――。

『風、薫る』は、明治時代に実在した看護師の大関和と鈴木雅をモデルした物語。西洋式の看護教育を受けた一ノ瀬りん(見上/史実の大関)と大家直美(上野/史実の鈴木)が、日本初の専門看護師となり、最強バディとなっていく。

 同作の世帯視聴率は、第1週(3月30日~4月3日)の週平均が14.2%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)、第2週(6日~10日)が13.5%と、序盤から絶不調とも言える状況。第3週(4月13日~17日)も、すでに13日と15日が13%台だ。

 朝ドラで期間平均視聴率ワースト作品は前述の『おむすび』の13.1%だが、この不調が続けば、最終的に『おむすび』を下回る数字になる可能性は低くないだろう。

 朝ドラの“ダブルヒロインもの”は過去にもあった。双子女優の“マナカナ”こと三倉茉奈(40)と三倉佳奈(40)がダブル主演を務めた『だんだん』(08年後期)という前例もある。同作は期間平均視聴率は当時基準では低めの16.2%で、歴代ワースト9位。そして、『おむすび』がそうだったが、主人公の親友や姉妹の存在感が大きく、結果的にダブルヒロインのようになった作品も珍しくはない。

 それらと比べても、『風、薫る』はなぜここまで苦戦しているのか――理由は複数考えられそうだが、最たる要因として上がるのが、現段階ではヒロインの2人がほとんど一緒におらず、全く別の物語が同時進行していることだ。繋がりを感じさせない両者のドラマが同時進行で描かれているせいで、“何を見せられているのかよく分からない”状況にある視聴者もいるようだ――。

 まず、りん(見上)は地元・栃木で大酒飲みの男・亀吉(三浦貴大/40)と結婚。3歳の娘・環(宮島るか/5)も授かったが、夫が原因で夫婦生活が破綻し、母・美津(水野美紀/51)の協力もあって東京へ逃亡。偶然出会った紳士・清水卯三郎(坂東彌十郎/69)の厚意から、舶来品を扱う「瑞穂屋」に住み込みで働いている。4月16日放送回で美津と妹・安(早坂美海/19)も住まわせてもらうことになり、4人暮らしとなった。