かつてはドライブの休憩所だったが、今では「おいしい」や絶景を詰め込んだ最高の観光地。今回は“行楽シーズンに行けば得する”全国の道の駅を大特集。最終ページの全国MAPと併せて、本文では有識者厳選の注目スポットを紹介しよう。
まず、近年のトレンドを教えてくれたのは、元ゼンリン『道の駅 旅案内全国地図』の編集長で、道の駅キュレーターの守屋之克氏だ。
「フードコーナーや物販に力を入れる道の駅が増えていて、今やドライブの休憩所にとどまらず、地元民にとっても憩いの場にもなっています。そういった道の駅では、地元ならではのグルメなどが楽しめ、旅の気分を、より味わえます」
その代表格が、北海道音更町にある『おとふけ』だという。
「十勝名物の豚丼が食べられるのはもちろんのこと、バームクーヘンをベースにした銘菓『三方六』で知られる、製菓会社『柳月』の工場にも隣接しているのが魅力。無料で工場見学ができて、商品も、お手頃価格で購入できます」(前同)
また、おとふけには、2019年放送のNHK連続テレビ小説『なつぞら』の世界観を感じられる、特別エリアがあるという。
「ドラマに登場した牧場の母屋や牛舎、サイロを再現した建物が並び、ドラマで実際に使われた小道具などの展示物もあります。ファンなら必見!」(同)
また、温泉を楽しみたい人は、『氷見』(富山県)がオススメだという。
「この駅には、富山湾と立山連峰を一望できる展望広場の足湯があり、全国から人が訪れます。併設された、『氷見温泉郷 総湯』では、源泉かけ流しの温泉にも入れて、リフレッシュするのに、うってつけです」(同)
一方、これまで1225か所以上を巡った、道の駅旅ライダーの平賀由希子氏は、『川根温泉』(静岡県)を教えてくれた。
「大井川鉄道の蒸気機関車“トーマス号”が見られる、展望露天風呂があります。土・日・祝日を中心に運行しているので、連休に行くと、見られる確率も高い」
道の駅をよりお得に楽しむには、“足湯”が欠かせないと、平賀氏は言う。
「川根温泉をはじめ、温泉がある道の駅では、その源泉を使った足湯を無料で開放していることが多いので、ぜひ、ご利用を」(前同)
その土地ならではの絶景が望めるのも道の駅の魅力だが、特に、これからの時季に訪れたいのが、『阿武町』(山口県)だという。
「目の前に日本海が広がる抜群の立地。施設内にある、『うぉっちゃ食堂』では、阿武町沖で穫れた魚を使った漁師めしと、あら汁に舌鼓を打てます」(同)