■大掃除で「捨てられそうな」不要品は約10兆円

 また、年代による差も顕著で、60代の平均額は100万円を超え、20代の約2倍に達しています。さらに、大掃除で「捨てられそうな」不要品の規模は約9兆9373億円で、一人あたり約8.9万円相当。現在使っている品物のうち、今後5年以内に使わなくなる可能性があるものも一人あたり約27.4万円と推計されており、これらは家計を補填する潜在的な原資となり得ます。

 ネット上でも、

《メルカリのおかげで1年使わない物はさっさと売ったりできて部屋がスッキリした》

《中古市場にはまだまだビジネスチャンスがあるってことか。目指せ億万長者!》

《資産なのかゴミなのか捨てる時に悩む》

といった反応が見られます。

「物価高によって新品の価格が上昇するなか、これまで中古品を敬遠していた層も二次流通市場へ流入しており、買い手が増えたことで家庭内の不用品が“早く、高く売れる資産”として機能しやすい環境になってきています。また、モノを所有し続けるのではなく、必要な人に回して再利用する“循環型”価値観の広がりや、将来の遺品整理の負担を考え、元気なうちにモノを資産化して整理しておく“生前整理”の意識が高まっている点も見逃せません。こうした隠れた価値をただ廃棄するのではなく、適切に市場へ流すことは、先行きが不透明な現代を賢く生き抜くための有効な生活術であり、もはや取り入れない手はありません」(生活情報サイト編集者)

 まずはクローゼットの扉を開けて、不用品を確認する“小さな棚卸し”から始めてみてはどうでしょうか。

トレンド現象ウォッチャー・戸田蒼
大手出版社でエンタメ誌やWEBメディアの編集長を経てフリー。雑誌&WEBライター、トレンド現象ウォッチャーとして活動中。