日本の自動車業界がもっとも華やかだった80~90年代。俺たちが “乗った・乗りたかった” あの一台をプレイバック!
小さなボディは運転しやすくてカッコ良く、若いユーザーには新世代のデートカーだった
■軽いボディに2Lエンジンを搭載して走りも軽快

現行型のトヨタRAV4は、全長が4600mm、全幅は1855mm(Zグレード)に達する3ナンバーサイズのSUVだ。ところが1994年に発売された初代RAV4は、全長が3695mm、全幅は1695mmのコンパクトSUVであった。
ちなみに当時のSUVは、トヨタのランドクルーザーやハイラックスサーフ、日産テラノ、三菱パジェロなど、後輪駆動をベースにした4WDを搭載する無骨な悪路向けの車種が主力だ。
その点でRAV4は、コンパクトなボディに前輪駆動ベースの4WDを搭載して、外観は引き締まり感が伴ってカッコイイ。
当時の若年層は、一般的にはトヨタセリカ、日産シルビア、ホンダプレリュードなどのクーペを好んだが、初代RAV4には新鮮味があって一躍人気が高まった。
初代RAV4は、ボディが現在のトヨタライズよりも小さく、最小回転半径も5mだ。視界も良く、初心者ドライバーも運転しやすい。
エンジンは直列4気筒2Lで、車両重量は4WDを搭載しても売れ筋グレードが1150kgに収まった。従って運転感覚は軽快だ。初代RAV4でクルマのカッコ良さや楽しさを知ったユーザーも多く、その高人気が今のSUVの好調に繋がっている。
3ドアは全長が4m以下で、混雑した街中でも運転しやすい。1995年には、全長とホイールベースを拡大した5ドアボディのRAV4・Vが加わり、ファミリーユーザーを中心に売れ行きを増やした。

内装はシンプルで、メーターの視認性やスイッチの操作性は良好だ。安全装備は運転席エアバッグと4輪ABSがオプション設定されていた。
3ドアのホイールベースは2200mmだから、今の軽自動車よりも200〜300mm短い。そのために小回りの利きが良く、外観も軽快に見えた。
初代RAV4の販売期間は、1994〜2000年だから、販売終了してから26年を経過する。中古車としては、ほとんど流通していない。そして外観や小さなサイズの個性が魅力的だから、稀に流通していると、価格は100〜200万円になる。部品の流通量に注意したい。