■『サタステ』“22時またぎ編成”で『news LOG』にダメージ
5月2日の『サタステ』は22時14分まで、9日は22時4分まで放送され、16日も22時4分までの放送が予定されている。
「『サタステ』の終了は22時過ぎですから、ニュースを見たくて同番組にチャンネルを合わせている視聴者は、他局の22時台の番組のスタートに間に合わないわけです。これは、同じニュース番組である『Nキャス』、そして『news LOG』の出鼻をくじくための編成だともっぱらです。
もちろん、自局の22時台の番組にも影響するのでデメリットもありますが、TBSと、そして新たに始まった日テレの報道番組にチャンネルを合わせさせないための戦略をとっていると。『news LOG』が始まる前から編成ではありますが、視聴者がしっかりついている『Nキャス』はまだしも、スタートしたばかりの『news LOG』への影響は少なくないと見られます。やはり、番組は冒頭から見た方が見やすいですからね。
初回の放送が不評だった『news LOG』ですが、回を重ねて微調整を図っています。それで視聴率は上がる気配はありますが……22時台の番組としてはいまだ厳しい数字が続いていますね」(前出の制作会社関係者)
『news LOG』はニュースの結果や結論だけでなく、そこに至る記者などの「LOG=取材の記録・プロセス」に焦点を当てていく、というコンセプトを掲げ、初回はアメリカ・ワシントン支局でトランプ大統領の動向を追う日本テレビの増田理紗記者に密着する映像が放送された。
「初回は“売り”であるはずの和久田さんの活躍がほぼなく、視聴者からは多くの不満の声が上がりましたよね。番組のほとんどが現場や記者のレポートなどVTR中心で、和久田さんやもうひとりのMCの森圭介アナ(47)がいるスタジオの場面は放送時間全体のわずか約10分でしたからね。
それがここ最近は、スタジオの和久田さんが扱ったニュースにコメントしたり、森アナやコメンテーターとのやりとりが増え、構成も変わりつつありますね」(前同)
2回目となった5月2日の『news LOG』の世帯視聴率は3.7%、個人視聴率は2.0%、コア視聴率は0.8%、3回目の5月9日は世帯4.2%、個人2.3%、コア1.0%と、初回と比べると少し向上している。
「一方で、2日の『サタステ』は世帯10.6%、9日は9.5%と高いんです。伝統と実績のある『報道ステーション』(テレビ朝日系)の土曜版ですし、人気キャスターの高島さんがMCですから、視聴者がしっかりついているんですよね。その『サタステ』が22時またぎの編成ということもあり、『news LOG』には、地味ながら結構なダメージになっていると言われているんです。
『Nキャス』はファンがついているのでそこまでのダメージにはなっていないでしょうが、“夜はニュース番組は1つ見たら十分”という視聴者も少なくないですし、『サタステ』の存在は『news LOG』に少なくない影響を及ぼしていると多くのテレビ関係者は見ています」(同)
鳴り物入りでスタートした和久田MCの『news LOG』だが、今後も試行錯誤が続くことになりそうだ。