■“昭和”を描いた実録作品が続々大ヒット

 元大人気放送作家の鈴木おさむ氏(54)が脚本を手掛けた『極悪女王』は、日本女子プロレス史上最も有名なヒールレスラー・ダンプ松本(65)の半生を描き、主人公のダンプをお笑いタレントのゆりやんレトリィバァ(35)が演じた。

「『極悪女王』は女子プロのリアルな世界を描いた作品ですが、『全裸監督』と共通するのは昭和が舞台だということ。昭和は今とはコンプライアンスの意識が全く違いますからね。村西監督はセクシービデオ業界の人ですし、何度も逮捕されています。アメリカ・ハワイでは懲役370年を求刑されたほど。ダンプさんの時代の女子プロは、流血沙汰は当たり前。“髪切りデスマッチ”などの過激な試合もありました。

 現在と比較するとですが、とんでもなく“過激な時代”でもあったわけですよね。その昭和でもさらに飛び抜けていた傑物を主人公に据えると、自然と“攻めた作品”になり、面白いものになると。当時、実際にあったことを描けば、現在とのあまりのギャップに視聴者は驚く――『地獄に堕ちるわよ』で戸田さんが演じる細木さんも、そんな昭和から平成を生きた破天荒な人でしたよね。

 今後もそういった実録作品が予定されているそうで、その中のひとつには、昭和の芸能界で輝きを放った人物が主人公になる作品もあるといいます。俳優や歌手ではない、でも特別だった“怪物”とも言えるような人の人生を描くもので、村西監督や細木さんのような破天荒なエピソードが数多あると。情報が解禁され、いざ配信されたら大反響になるのは間違いないと言われていますね。今の、コンプラが厳しく言われる芸能界とは全く違う、激しい時代の話ですからね」(前出の芸能プロ関係者)

『全裸監督』の山田、『極悪女王』のゆりやん、『地獄に堕ちるわよ』の戸田と、Netflix作品は誰が主演を務めるのかも毎回注目を集める。

「地上波ドラマとは比べ物にならない莫大な制作費ですからね。今後の実録作品も超一流俳優が主演を務めることになるはずです。加えて、話題の作品では昭和のテレビ局のセットなどの再現にも相当な制作費を投じ、多くの視聴者を魅了し、驚かせるクオリティになるのでしょうね」(前同)

 どうやらNetflixでは、今後も“昭和の怪物”を描く大作が作られていくようだ――。