■元SMAP3人の公取の件以降、“圧力”はなくなったが――
事務所退所を巡るトラブルでは、元SMAPの稲垣吾郎(52)、草なぎ剛(51)、香取慎吾(49)の3人が巻き込まれたものがある。
3人は2017年9月に旧ジャニーズ事務所を退所し、新しい地図として活動を再開。しかし、彼らが地上波テレビになかなか出られないような状態が続き、そして19年9月に3人をテレビ番組に出演させないよう圧力をかけた場合、独占禁止法に抵触する恐れがあると、公正取引委員会が旧ジャニーズ事務所に対して「注意処分」をしていたことが明らかになり、物議を醸した。
「あの一件は、芸能界では非常に大きなことで、以降は事務所を退所したタレントに圧力をかけるようなことは絶対に許されないことになりました。今、芸能界で辞めたタレントに圧力をかけたということが明らかになれば、事務所のトップの進退に関わることになります。
ただそれでも、キャスティングする側が気を遣うということはどうしてもあるんですよね。それは、いわゆる“忖度”というものですが……」(前出のスポーツ紙記者)
俳優ののん(能年玲奈/32)は13年前期のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』でヒロインを務めて大ブレイクしたものの、15年4月に当時所属していた芸能事務所からの独立を巡ってトラブルに発展。翌16年6月に事務所との契約が切れ、独立に至ったが、その際、芸能活動での名義を本名の「能年玲奈」から「のん」に変更することになった。
「独立後、映画や配信作品、CMでの活躍はありましたが、民放地上波のドラマからは遠ざかってしまいました。“やはり忖度は生じていたのでは……”そうした声はテレビ界でも多かったですね。そんなのんさんですが、25年4月期の日曜劇場『キャスター』(TBS系)で11年ぶりに民放地上波のドラマに復帰。
今年1月期のドラマ『こちら予備自衛英雄補?!』(中京テレビ・日本テレビ系)にも出演しましたし、今後は民放のドラマで目にする機会も増えるのではないでしょうか」(前同)
“芸名”を変えた俳優といえば、水上恒司(27)もその1人だろう。
「岡田健史」の名前で活動していた水上だが、21年に当時の所属事務所との契約解除を求めて裁判所に仮処分を申し立て、契約満了後は契約を更新しないことで合意、和解が成立。22年に事務所との契約が前倒しで終了し、本名の水上恒司として活動していくことを発表した。
「23年後期の朝ドラ『ブギウギ』にメインキャストを務め、『ブルーモーメント』(24年4月期/フジテレビ系)などの話題作に出演。25年10月期の『シナントロープ』(テレビ東京系)では主演を務め、『九龍ジェネリックロマンス』(25年)、『火喰鳥を、喰う』(25年)、『TOKYO BURST-犯罪都市-』(26年)でも主演を張るなど、退所後・改名後のほうがむしろ活躍しているぐらいですよね。
2月28日には一般女性と結婚したこと、第1子が誕生予定だということを報告するなど、公私ともに充実しているのではないでしょうか。
さまざまなケースがありますが、やはり尾碕さんは心配ですよね。このご時世、事務所側からの“圧力”はないとはいえ、“忖度”というものはなかなかなくなるものではなく……揉めていいことはないですからね」(同)
双方の主張が真っ向から対立しているような尾碕の退所騒動は今後、どのような展開を見せるのだろうか――。