■『はま寿司』広報が明かした被害店舗特定の方法と“訴訟の可能性”

 2023年1月、回転ずしチェーン「スシロー」で、男子高校生(当時)が卓上の醤油さしを“直飲み”する動画が拡散した騒動では、同年6月、警察は少年を器物損壊容疑で書類送検。また運営会社「あきんどスシロー」は回転寿司のイメージが低下し、多大な損害を被ったなどとして、同年3月、6700万円の損害賠償請求訴訟を起こした。その後、調停が成立したため、同年7月31日付で同社は賠償請求を取り下げているが、少年は器物損壊の非行事実で岐阜家裁に送致された。

 はま寿司はどういった対応を取るのか。同店の広報に話を聞いた。

 まず、店舗の特定について広報担当者は「警察の方に協力を得ながら、(容疑者の)他の投稿から店舗の場所について概ね目星をつけ、しっかりとローラー作戦をした」と明かす。

「スシロー」のように、損害賠償請求訴訟などはあり得るのか。

「はま寿司ではこれまでにもこうした迷惑動画はあり、刑事・民事の両面から対処してきましたが、今回はまだはっきりとしたことは確定していません。現段階では、警察の捜査に全面的に協力するという姿勢です」(広報担当者)

 各所で止まらない迷惑行為。はま寿司では、こうした行為への対策をどう捉えているか。

「このような行為は個々人の行動によるため、抑止がなかなか難しいのですが、犯罪になるということを社会に知っていただくということでは、(逮捕は)一定の抑止にはなると考えます。繰り返しになりますが、迷惑行為は到底容認できるものではなく、引き続き警察の捜査に協力してまいります」

 なお現時点では明言できることはないとするが、「今後、訴訟を視野に入れる可能性はある」とのことだった。