猛暑から命を守る道具と言っても過言ではないエアコン。だが、エアコン商戦に異変が起こっている。
「ナフサ不足や円安による部品の輸入コスト増、設置工事の人手不足による値上げ。さらに、家庭用エアコンの省エネ基準が大幅に引き上げられる、いわゆる“2027年問題”の駆け込み需要が、早くも発生しています」(全国紙社会部記者)
新品の標準的な6畳用のエアコンは、本体と標準取り付け工事費を合わせると、安くても6~8万円程度が一般的な相場。
「そんな中、家具店大手のニトリは、5月末に置くだけで使える『ポータブルクーラー(NR-101ON)』を発売。工事不要、室外機も不要で3万4900円(税込=以下同)と、お手頃です」(ライフ誌記者)
3万円台で冷房機能に加え、本格的な除湿モードも搭載と、梅雨時期にも心強い。家電ユーチューバーの今井蒼氏は解説する。
「室外機を置けない環境に向いています。また、壁に穴をあけられないガレージやコンテナなどで作業する人にもオススメです」
室外機と室内機が一体になった移動式のスポットクーラーの需要が高まる中、今井氏が推薦するのは、アイリスオーヤマの『IPP-2226S』(3万4800円)。キャスター付きで、部屋のどこでも使える人気モデルだ。
「一般的に、スポットクーラーは運転中の音が大きいので、気になる人には、『IPK-2306SV-W』もオススメ。インバーター付きで静音性も期待でき、7万円前後で購入できます」(以下=今井氏)
留意したいのは、スポットクーラーの弱点である排熱だと続ける。
「部屋を冷やす仕組みは通常のエアコンと同じで、運転中に発生した熱を他の空間に逃さないといけません。
そのため、多くの機種は排熱するための専用ダクトを窓に設置するので、窓の施錠が不完全になるケースも少なくないんです」