昨年11月29日、デビュー15周年記念アルバム『MOVE AGAIN』をリリースし、華々しい復活を遂げた韓国のガールズグループKARA。7年半ぶりのカムバックで往年のファンたちを喜ばせる一方、2019年、28歳の若さで逝去した元メンバー、ク・ハラさんのインスタグラムには、途切れることなくメッセージが書き込まれている。
2007年に韓国でデビューしたKARAは、少女時代と並んで日本でK-POPブームを巻き起こした火付け役。中でも華やかな美貌と飾らないキャラクターで人気を博したハラさんは、中心メンバーとして活躍した。
「突然の訃報が舞い込んだのは、19年の11月24日のことでした。ハラさんは自ら命を絶ったとされ、ファンに大きな衝撃が走りましたが、後に元交際相手から“性的脅迫”を受けていたことが明らかになり、さらなる波紋を呼びました。元交際相手には懲役1年の実刑判決が下され、昨年7月に刑期を終えましたが、ハラさんの遺族が起こした慰謝料請求には応じない姿勢を見せているといい、彼女の逝去から3年以上が経った今もなお、遺族やファンにとってはなかなか心の安寧が訪れない状況なのです」(女性誌記者)
ギュリ(34)、スンヨン(34)、ニコル(31)、ジヨン(28)、ヨンジ(28)からなる5人体制で復活し、デビュー当時のフレッシュな可愛らしさから、すっかり美しい大人の女性へと変貌したKARAのメンバーも、決してハラさんのことを忘れることはない。
「昨年11月には、メンバーのジヨンが9年前のハラさんのインスタグラム投稿に‟オンニ(お姉さん)、今日はやたらと会いたいな。愛してるよ”とコメントしたほか、12月には新しいアルバムを持ってハラさんの納骨堂を訪れたことを報告しています。天国にいるハラさんの思いを携えて‟6人のKARA”として再活動するのだという強い思いがうかがえますし、このたびの活動再開はファンにとっても感慨深いものがあると思います」(前出の記者)