■『VIVANT』の影響はさほどでもない?
気になるのは、強敵の『VIVANT』が同じ曜日の放送であること。放送時間こそズレているが、時間拡大放送でかぶってしまうこともあるだろう。さらに、前作同様に謎が謎を呼ぶてんこ盛りの内容になると、視聴者が満足してしまい、『マイ・フィクション』にまでたどり着かない可能性は高い。そうなると大敗してしまうか?
ただ、『マイ・フィクション』は考察系であるため、リアルタイム視聴よりも、繰り返してシーンを確認できる配信での視聴が強い。森川も「見逃し配信なりでも毎話見続けていただけたら、この『マイ・フィクション』という作品を楽しんでいただけるのではないかと思います」とコメントしている。明らかに配信を意識しているのだ。
脚本は、人気シリーズ『家政夫のミタゾノ』や、昨年1月期放送で全話平均視聴率が7.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と好調だった『プライベートバンカー』(ともにテレビ朝日系)などを手がけた、手練れの山岡潤平氏で、これまた手堅い。『VIVANT』旋風をかいくぐりながら、意外な盛り上がりを見せそうだが、はたしてどうか?
(ドラマライター・ヤマカワ)
■ドラマライター・ヤマカワ
編プロ勤務を経てフリーライターに。これまでウェブや娯楽誌に記事を多数、執筆しながら、NHKの朝ドラ『ちゅらさん』にハマり、ウェブで感想を書き始める。好きな俳優は中村ゆり、多部未華子、佐藤二朗、綾野剛。今までで一番、好きなドラマは朝ドラの『あまちゃん』。ドラマに関してはエンタメからシリアスなものまで幅広く愛している。その愛ゆえの苦言もしばしば。