■昨年は番組内のコントがマンガ化・ラノベ化・ドラマ化・映画化の大ヒットコンテンツに

『有吉の壁』の5月27日放送の2時間SPの視聴率は、世帯5.7%(関東地区)、個人3.9%、テレビ界で重視されている若年層の数字・コア視聴率(13~49歳の個人視聴率)3.7%。コア視聴率が3%台後半というのは良い数字であり、現在も若い世代を中心に番組に人気があるのは間違いない。

 しかし、さすがに放送6年目ということもあって、以前よりは数字が落ちているようだ。たとえば2年前、24年6月19日放送の3時間SPの視聴率は世帯6.3%、個人4.1%、コア5.0%というものだった。

「番組のブランド力維持、面白い番組であり続けるためにも、無理にレギュラー放送を続けずに、一度仕切り直して特番として残っていくと見られていますね。

 昨年、コント『京佳お嬢様と奥田執事』が番組の枠を超えて大ヒットコンテンツになったこともそうですが、多少は勢いが落ちたとはいえ、番組が持つポテンシャル、世間に与える影響力は今も大きい。そんな良い番組を完全に終わらせるのはあまりにももったいないので、年末年始などの良きタイミングでの大型特番として続いていくのではないでしょうか」(前出のお笑い関係者)

「京佳お嬢様と奥田執事」とは、25年1月8日放送回でぱーてぃーちゃん・金子きょんちぃ(32)とガクテンソク・奥田修二(44)がペアを組んだ際に披露したネタ。じゃじゃ馬娘の京佳お嬢様(金子)に振り回される執事という構図のショートコントだが、2人のキャラクターがSNSを中心に大バスり。

 同ネタは番組の枠を飛び越えてTikTokショートドラマ、コミック化(KADOKAWA)、ライトノベル化(エンターブレイン)されるまでに。今年1月16日には、番組10周年記念特別企画として映画『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』が公開されたが、その同時上映として『京佳お嬢様と奥田執事〜京佳お嬢様パリへ行く〜』も公開された。撮影は本当にフランス・パリで行なわれたというから驚きだ。

「『有吉の壁』は、9月いっぱいでのレギュラー放送終了で最終調整に入っていると聞こえてきています。世間がコロナ禍に沈む2020年、多くの芸人たちが有吉さんを笑わせるために独自ネタを全力でやりきり、それによって毎週のようにお茶の間も明るくしてくれた同番組。一旦、ここでその役割は終えるということかもしれませんが、特番としては今後も多くの笑いを届けてくれるのではないでしょうか」(前同)

 本サイトは日本テレビに『有吉の壁』が終了するという件について問い合わせたが、期日までの回答はなかった。

『有吉の壁』のコンセプトは、「次世代を担う若手お笑い芸人たちが、有吉弘行が用意した『お笑いの壁』に挑戦し、壁を越え芸人として成長する」というもの。若手芸人にとっては貴重な場だけに、彼らも同番組の今後には注目しているだろう。