■キンプリが“4対1”になった世界線――
芸能プロ関係者は話す。
「高橋さんは今回のインタビューでもにじみ出るほど、平野さんの人柄やパフォーマンス力に惚れ込んでいたといいます。
そして、結果的に高橋さんは“キンプリ残留”の道を選びましたが、高橋さんも俳優業よりダンスに重きを置いて活動していたわけで……彼の中には、平野さん、岸さん、神宮寺さんと一緒にキンプリとジャニーズを去る選択肢もあり、ギリギリで踏みとどまったのではないか、という話も聞こえてきています。
もしかしたら、高橋さんも平野さんたちと一緒に、キンプリを離脱する世界線があったかもしれない、と。そうであったら、永瀬さんを1人残した“4対1”の構図になっていた。そのときは当然、キンプリは“解散”となっていたでしょうね……」
昨年の11月、高橋は3人の脱退が決まった際のファンクラブ会員向けの動画で、キンプリを守っていくことがジャニー氏と支えてくれるファンへの恩返し、というふうに語っていた。
その裏側にあったものとは――。2022年4月クール放送の元SMAPの木村拓哉(50)主演の連絡ドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)で木村と共演し、親交が深くなったのも、高橋の“決断”に影響を与えたのではないか、と考えられているという。
「経緯は全く異なりますが、SMAPとキンプリは“3人が脱退して2人がジャニーズ事務所に残ることになった”という共通点がある。SMAP解散騒動では、5人全員で飛び出そうとしていたなか、木村さんが異を唱え、一人残留する決断をした、とも言われていますね。
木村さんには同じような“経験”がある。それだけに、近いシチュエーションに陥った後輩の高橋さんの相談に乗る形で木村さんは、“最後は自分で決断しないといけない”“流されるままはダメ”など、SMAP解散時の経験を踏まえて、高橋さんにアドバイスをしたのではと見られています。これが大きかったのでは、とささやかれていますね」(前同)
圧倒的なカリスマ性を持ち、自分が目指す先へ迷いなく進んでいく平野。眩い光を放つ彼に“ついていきたくなる”気持ちを抑え、キンプリに残留し、《廉と2人でKing&Princeを守っていくことこそがジャニーさん、そして支えてくださる皆様への恩返しだと思っています》そう言葉を絞り出した高橋。
デュオユニットとして形を残したキンプリ。自分の決断は正しかった、高橋が胸を張ってそう言える日が来ることを願うばかりだ。