■“完全復活気配”中森明菜は家族絶縁から30年超

 20年ぶりのライブツアーを行なっていて、7月17日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演予定など、完全復活気配の歌手・中森明菜(61)も家族と絶縁状態だと報じられている。

 24年4月の『女性セブン』(小学館)の取材に明菜の兄は、最後に会ったのは当時の時点で36年前だと明かしている。もともと家族との仲は良かった明菜だが、家族とは30年前ほど前に絶縁に至ったという。

「絶縁の理由は、若い頃から事務所スタッフや恋人の裏切りに傷つき、人間不信に陥ってしまったこと、家族が自分の金を使い込んでいると疑うようになってしまったからではないか、という話でしたね。そして1995年、明菜さんは母親が亡くなる前に自ら中森家の戸籍から抜けてしまったといいます。

 多くの人はそうではありませんが、家族と絶縁するような話も度々出てくる芸能界。芸能界は“人気商売”ですからね。売れるのかどうか、食べていけるのかどうか定かではない不安定な世界ですし、当たれば物凄いお金が動くこともある。そんな世界に身を投じること自体を反対する親御さんも当然ながらいますし、そこから関係が悪化するケースも少なくないですよね……」(前出のワイドショー関係者)

 家族との絶縁を決断する芸能人が出る背景を、芸能評論家の三杉武氏はこう語る。

「芸能界に限らず芸事の世界、スポーツ選手などもそうですが、複雑な家庭環境の人も少なくありません。そういった逆境や苦労を糧にして花開く人はたくさんいます。特に芸能界は積み重ねてきた努力で売れる場合もありますが、ある日突然、大ブレイクする世界ですからね。会社員みたいに徐々に給料が上がっていくわけではありません。

 芸能人という職業は、突如としてブレイクして一気に収入増える。それもゼロから億のような世界ですから、そうしたことが起きると家族や周囲の反応も変わりますよね。特に家族は間近で見ていますし、最初のうちはそんなつもりがなくても、つい子どもや兄弟・姉妹に頼ってしまってお金を無心してもらうことが当たり前になってしまう、なんてこともよくありますよね」(三杉氏、以下同)

 子役時代のギャラを、管理していたはずの親が使い込んでいたという例も少なくない。

「悪い言い方をすれば、親からすると子役は“投資”でもありますからね。子どもが子役としてブレイクして自分の年収の数倍稼ぐようになったら、おかしくなってしまうというのもわからなくはない。

 また、家族でも芸能界がどれほど大変な世界なのか本当のところはわかりません。芸能人本人も不安定な職業だということは理解しているでしょうし、“なんで私が家族の世話をしなきゃ……”と疑心暗鬼になるケースもありますね。

 昔の芸能界ですと事務所がある程度、家族との間に入ることもありました。お金の管理、税金絡みの話を含め、家族と良好な関係を築いていた事務所も多かったんです。しかし、今はそういう時代ではありません。個人事務所で活動する芸能人が増えていますしね。

 ただ、絶縁後に和解する人もいるなか、戸籍を抜くというのはよっぽどのこと。将来的な財産分与などのことも考慮したうえで、そこまでの決断に至ったのかもしれませんね」

 親の想い、お金の問題が絡んでくる芸能界の仕事。どの職業もそうだが、簡単な世界ではないようだ。

三杉武(みすぎ・たけし) 芸能評論家
早稲田大学を卒業後、スポーツ紙の記者を経てフリーに転身。豊富な人脈をいかし、芸能評論家として活動している。多くのニュースメディアで芸能を中心にしたニュース解説を行ない、また「AKB48選抜総選挙」では“論客”とて約7年間にわたり総選挙を解説してきた。