■麻雀業界の特殊な恋愛事情、人間関係とは

 麻雀に詳しい夕刊紙記者が、その特殊な業界事情について話す。

「閉じた世界で、プロ雀士はなかなか“出会いの場”に足を運ぶことができないという事情もありますが、真剣に試合に臨む日々で、強い選手や個性的な打ち筋の選手に魅力を感じたり、自身の麻雀を相談したくなったりするのは自然なことでしょう。

 高宮さんと河野さんのケースで言えば、河野さんは業界内で“日本一の解説者”と言われるほどに麻雀を言語化するのが上手いんです。打牌ひとつに対してこれでもかというくらい深く分析し、まるで占い師かのように選手の心理を言い当てる。高宮さんも、そうした河野さんの麻雀の実力に惹かれるというのは十分に考えられると思います。

 岡田さんも24年にYouTubeの番組(24年『動画、はじめてみました』)で“カッコいいと思う男性の仕草”について、“麻雀牌をキレイに切る人”と答えていたことがありますね」(以下同)

 また、Mリーグの存在が、プロ雀士同士の距離を縮めているとも言えそうだ。

「Mリーグは、複数ある麻雀団体の垣根を超えて行われるリーグ戦です。スポンサーの協力を得て、メディアも巻き込んで展開される。Mリーグを盛り上げることが麻雀業界全体を盛り上げることに直結するという共通認識のもとプロ雀士たちも積極的に交流するため、単純に共にする時間も長くなり、同じ目標に向かっている者同士なので共感できることは多く、そうしたなかで恋愛にも発展する――ということも考えられますね」

 麻雀のように専門性の高い分野の場合、交友関係が内向きになりやすいという側面もあるようだ。

「たとえばタレントの場合、テレビ局などのメディア関係者、スポンサーなど異業種と関わることも多く、交友関係が広まりやすいですよね。一般メディアで取り上げられる機会の多いプロスポーツ選手についても同様です。だから、職場だけではない場所で恋愛に発展することも少なくない。

 しかし、麻雀のような、まだ一般メディアで取り上げられる機会の少ないジャンルだと、同業の人との交流が多くなり、狭いコミュニティの中での交流、そして恋愛が多くなるのかと。そもそも今、麻雀界のやる気に溢れる雀士は、実力を磨く練習に余念がなく、“夜遊び”などに繰り出さない選手が多いですね。

 ボートレース界も選手同士の結婚が多いですね。こと勝負の世界においては、戦う者同士が惹かれ合うことが多いのかもしれません」

 勝負師同士の恋愛では、いったいどんな駆け引きが繰り広げられているのだろうか。