■米倉涼子の『ドクターX』シリーズが叩き出した巨額利益
2012年にシリーズがスタートした『ドクターX』。第1期の平均世帯視聴率は19.1%、最終回は24.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)ととんでもない高視聴率をたたき出し、「私、失敗しないので」というセリフは流行語にもなったほど。
「24年公開の『劇場版ドクターX FINAL』は興収32.8億円と大ヒット。全7シーズン70話が放送され、全話の世帯平均視聴率は20%超え。1話あたりの広告収入は数億円規模と見られ、DVDや配信などの売り上げもある。さらに世界各地で放送され、韓国版も制作されるなど番組販売もあります。
『ドクターX』はテレ朝に100億円では止まらないであろう巨額な利益をもたらしたと見られます。その功績もあって、シリーズを生み出したプロデューサーの内山聖子さんは22年に同局の役員に昇格したんでしょう。米倉さんが大活躍した『ドクターX』はテレ朝にとって、まさに“ドル箱ドラマ”ですから、上層部には“第2のドクターX”を作りたいという思惑があるはずです」(前出の芸能プロ関係者)
強い女性が主人公のテレビ朝日のドラマでは天海祐希(58)主演の『緊急取調室』もあったものの、25年10月期のシーズン5と同年12月公開の『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』でシリーズが終了している。
「今年1月期放送の松嶋菜々子さん(52)主演の『おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-』も強い女性が主人公のドラマで、松嶋さんの女優としての格も米倉さんに負けないクラスですよね。第2の『ドクターX』にしていきたいという狙いもあったはずですが、全話の平均世帯視聴率は8.9%でした。今は視聴率がなかなか取れない時代で、悪くはない数字でしょうが、やはり『ドクターX』には及ばず。
現在は、TVerなどの配信サービスの普及でリアルタイム視聴が減り、すべてのドラマの視聴率が落ちていますが、『ドクターX』だったら今でも10%は超えてくるのではないでしょうか。同作の1話あたりの制作費は1億円超とも言われ、一般的な連ドラの2~3倍という話も。それだけテレ朝は『ドクターX』に注力していましたし、米倉さんに賭けたいという思いはあると見られます。
大功労者でヒットメーカーの米倉さん。彼女は背が高く、スタイル抜群で主役としてドラマで見栄えがするんですよね。やはり、他の女優にはない飛び抜けた資質があり、そんな彼女のドラマにはファンが多い。薬物疑惑も不起訴処分になり、法律的な部分もクリアになりましたからね。
ただ、やはり疑惑が取り沙汰され、実際に取り調べまで受けたということをドラマに出稿するスポンサー企業がどう見るかというのは、重要なポイントになってくるはずです。それでもテレ朝は、米倉さんの新作ドラマをやりたい、と彼女に期待を寄せているのかもしれませんね」(前同)
『ドクターX』に続く、米倉主演の大ヒットドラマシリーズが誕生する日はくるのだろうか。