8月9日には第13話(第2シーズン3話)が放送される、堺雅人(52)が主演を務めるTBS系日曜劇場『VIVANT』第2シーズン。

 散りばめられた多くの謎が多数の考察を生む『VIVANT』。現時点で主人公サイドの目標は“裏切り者”の公安刑事・新庄浩太郎(竜星涼/33)の確保だが、新庄と彼の協力者でタイの実業家・チョッキー(タナパック・ジョンジャイパー/28・通称OHM)を巡る考察が沸騰している――。

【以下、『VIVANT』第12話のネタバレを含みます】

『VIVANT』は自衛隊の影の諜報組織「別班」の一員である乃木憂助(堺)の活躍を描いた超大作ドラマ。謎のテロ組織「テント」の正体を追う2023年7月期の第1シーズンでは、架空の国・バルカ共和国と日本を舞台にした壮大な物語が描かれた。

 第2シーズンでは、初回から「テント」関係の任務に携わった別班員が拉致される事件が発生。乃木ら別班は警視庁公安部の刑事でありながら実はテントのモニター(内通者)だった裏切り者・新庄浩太郎が事件に関与していると確信し、彼がタイへ逃亡していることを突き止める。実際に新庄はテントのモニター仲間・チョッキーのタイの別荘に潜伏中だが、第12話終盤で乃木らに住居が特定されて――という状況だ。

 現時点で新庄は“国外逃亡するにあたって別班員の情報を流した男”ということになっているが――それにしては不可解な描写も目立つことから、また違う“真相”があるのではという考察が増えつつある。

 まず1つは、「テント」は“悪のテロ組織”ではなく孤児救済を目的に動いていた組織で、創設者・ノゴーン・ベキ(役所広司/70)が善人であることを、新庄は把握していたこと。だからこそ新庄は第1シーズン最終回でベキを脱獄させて、自らは逃亡を図った。つまり、新庄は別班員拉致など日本を危機に陥れるような悪事をする人間とは考えにくい、ということだ。

 また、新庄の上司・野崎守(阿部寛/62)に関連する描写も、不可解なところがある。1つは、新庄は裏切った現在も野崎を“さん付け”で呼んでいること。そしてもう1つは、チョッキーから「日本人みたいなヤツと相撲レスラー(乃木と協力者のバルカ人・ドラム)」が入国してきたと聞かされた時、新庄は“まさか野崎さん!?”と慌てて容姿の特徴を確認したことだ。もし新庄が別班員拉致に関与しているなら、野崎ではなく別班の乃木が来たのかと警戒する方が自然ではないだろうか。

 さらに言えば、新庄の居場所が乃木らに特定されたのは、“日本人は海外でも日本食を好む”と推理されて、食料品店で納豆と赤飯を買っているチョッキーの関係者がいることがバレたからだが――劇中では新庄が国外逃亡してから、多めに見ても1週間前後しか経っていない。日本食が恋しくなるには早すぎる感もあり、公安の人間にしてはうかつ過ぎる感じも……。そういった描写の数々から、

《もはやテントが悪の組織立ち位置では無いのであれば、新庄が悪者という雰囲気はミスリードの描写な気がする》
《新庄はあえて自分が見つかる様にしてるのかも?》
《完全に野崎を裏切っているのならば野崎が作ったお赤飯が好きだったとて逃亡先で食べるか?見るのも嫌なんじゃ?しかもまだ「野崎さん」呼び。新庄はベキの脱走以外やってないのでは?》
《新庄が本当に別班を売っていたなら、一番警戒するのは乃木のはず。なのに今でも「野崎さん」と呼んで敬意を見せ、納豆こねてる余裕まであるのを見ると、少なくとも現時点では裏切り側には見えないんだよね》
《そもそも別班じゃなくて野崎が追ってくることを先に想像してるのは、拉致事件に関与してるならおかしくないか?》

 といった、“新庄=悪人”というのはミスリードではという考察が多く寄せられている。