■第1位は、「シール帳」の次は「お菓子帳」が一大ブーム
1位 「シール帳」の次は「お菓子帳」が小学生の間で一大ブーム、親世代も巻き込む「平成文化商法」
平成リバイバルブームが吹き荒れ、「平成女児売れ」なる言葉がトレンドワードにもなっている昨今。シール帳やシール交換が20年近くの時を経て再び流行する中、次なるブームとして“お菓子帳”がにわかに注目を浴びているという。
シール交換は平成女児の定番だった遊びで、現在では子どもから当時を懐かしむ大人にまで流行中だ。手帳やノートほどのサイズのシール帳にシールをファイリングし、自分だけのシール帳を作って交換を楽しむ。中でも、立体感が特徴的な「ボンボンドロップシール」はこの1年半ほどで1300万枚超が出荷され、その人気から品薄が続いているという。
この流れの中で現在、新たなブームとなっているのは“お菓子帳”だ。クリアファイルノートなどに好きな菓子を貼り付けて作成するお菓子帳。YouTube、インスタグラム、TikTokでは、年明け頃からキッズを中心に大人たちも動画を投稿している。
「登録者数30.7万人の人気YouTuber・あきちがアップしているお菓子帳を作ってみたという動画は再生回数48万回超えのものもある。YouTube動画を見た子どもたちの間で人気に火がついている印象です」(児童向け雑誌ライター)
動画のコメント欄には
《子どもに作ってあげたいです》
《お菓子帳めっちゃいいアイディアだね!》
《この動画が沢山共有とかされて今度はお菓子が買えなくなりそう》
と好評だが、子どもたちを惹きつける要因はどこにあるのか――。
「このお菓子帳、特徴的なのは、多くのユーザーが駄菓子をファイリングしていることです。かつては子どもたちの憩いの場として定番だった駄菓子店ですが、後継者不足や少子化に伴って今では見かけることすら珍しくなってしまいました。
いわば、現代の子どもにとって駄菓子は身近なものではなく真新しい存在であり、“コレクションしたい”レアカードのような感覚なのでしょう」(前出の児童向け雑誌ライター)
自身の子どもが“お菓子帳”作りにハマっているという都内のIT企業に勤める40代の男性が話す。
「子供がファイリングしているお菓子は数十円~100円ほどの駄菓子が多いですね。両面テープを使ってひとつずつお菓子を貼り付けていく作業が子どもにとっては楽しいようです。また、ボンボンドロップシールのような珍しいグッズだと“レアだからあげたくないこれ”って思ってしまうそうですが、お菓子なら、“コンビニでも買えるじゃん”と気軽に子ども同士で交換ができると喜んでいます」
また、親世代にとって駄菓子は当たり前の食べ物だが、街中から駄菓子店が消えた子ども世代にとっては、駄菓子そのものが物珍しく見えるようだ。
「子どもにとってはレトロな駄菓子の商品パッケージが物珍しい。可愛らしく見えるそうです。また、お小遣いでいくつも買うことができるという手軽さも子どもにとっては人気の理由でしょうね」(前同)
親子でお菓子帳作りを楽しむケースも珍しくないという。
「子どもの頃に駄菓子を食べていた親世代は子どもと一緒にお菓子帳作りを行うことで“レトロ感”が刺激される。懐かしの駄菓子をコレクションし、子どもと一緒に食べると幼き日に戻ったような気持ちになれて、仕事のストレスも吹き飛びます」(同)
スマートホンひとつでなんでも操作でき、電子決済も当たり前になった令和の時代。次に注目を浴びる平成文化は一体、何になるのか。