日本競馬界のレジェンド・武豊が名勝負の舞台裏を明かすコラム。8月22日、23日の『WASJ』に出場予定の、彼のここでしか読めない勝負師の哲学に迫ろう。
(以下の内容は2026年8月17日に寄稿されたものです)
8月8日、イギリス・アスコット競馬場で行われた国際騎手招待競走、シャガーC。8月16日に、安田記念馬のシックスペンスと、フランス・ドーヴィル競馬場で行われたGIジャックルマロワ賞とヨーロッパの競馬に参戦。
心も体もリフレッシュした8月22、23日は札幌競馬で、また一つ進化した武豊を、お見せしたいと思っています。
2日間にわたる夏の札幌を代表するイベントは、国際騎手招待競走、世界の名手が札幌に集結して腕を競い合う『ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)』です。
対象となるのは、22日の2レースと23日の2レースの計4レース。1着30点、2着20点、3着15点、4着12点……と、着順ごとにポイントが与えられ、ポイントの合計で、チーム優勝と個人の順位を競います。
このイベントに出場する騎手は、JRA代表が、今年のダービージョッキー、松山弘平騎手、成績上位の横山武史騎手、クリストフ・ルメール騎手、岩田望来騎手、川田将雅騎手の5名に、選考委員会で選出された横山典弘騎手と僕の2名の計7名。
外国騎手は、おなじみダミアン・レーン騎手を筆頭に、23/24シーズンに378勝という、驚異的な勝ち星を挙げ南アフリカの鉄人、リチャード・フーリー騎手。インド競馬界の至宝、スラジ・ナレドゥ騎手。
レジェンドのジェフリー・ロイド騎手を父に持つ、若き天才、ザック・ロイド騎手。カナダを代表するトップジョッキー、ラファエル・ヘルナンデス騎手。
そして、22年のロワイヤルオーク賞で、フランス人女性騎手として初めてとなるフランスGIを制覇。23年のWASJで初来日した際には、“美人すぎる女性ジョッキー”として大きな話題を呼んだ、マリー・ヴェロン騎手の6名。
地方競馬代表として参戦するのは、一昨年、JRAの騎手免許を取得した後輩、吉村誠之助騎手の父、兵庫に所属するトップジョッキー、吉村智洋騎手です。