ソロキャンパーとして活動するお笑い芸人・ヒロシが、ヒロシ側が「オリジナル」とする焚き火台をめぐるトラブルをXに投稿。すると、制作を依頼されたメーカー側もXで“反論”。SNS上でもさまざまな意見が寄せられている。

 事の発端は8月17日のヒロシのX投稿だった。

《オリジナル焚火台を制作依頼。作りたい具体的な形を提示。依頼した会社が制作開始。作ってる最中に、制作会社も同じものを作ると言いだす。それは困ると伝え、それなら依頼出来ないと伝える。同じものは作らないと約束を得たので、続行。商品完成。契約書段階で同じの作るってさ》

 こう切り出すと、

《同じものは作るなら辞めるって、3回伝えたけどね。どう言う思考なのかしら。ずっと我慢してたけど、悔しくて悔しくて悔しくて。書いてしまったよ。》
《やりとり全部ラインに残っとるんだがな。 俺が悪いのか、判断してもらいたいよ》

 などと、やるせない胸中を吐露。すると8月18日、焚き火台や薪ストーブなど、アウトドア用品を制作、販売するメーカー『笑’s』が、Xで、

《この件は書こうか迷っていたのですが…某タレントさんが同じデザインの焚火台を販売したと怒って?居る様ですので… 私どもの言い分を書く事にします》

 と切り出すと、“メーカー側の言い分”を記したのだ。ヒロシ側が「オリジナル」とする焚火台の制作をめぐり、トラブルが起きたとみられる。

「『笑’s』はヒロシさんの名を出していませんが、時系列や投稿内容から、ヒロシさんとのトラブルについて説明したものとみられます。ヒロシさんと『笑’s』は何年も前からの付き合いで、同社関係者とは一緒にキャンプをしたこともあるといいます。そうした関係性のなかで、今回の制作依頼を受けたとみられます」(アウトドア業界関係者)

『笑’s』はXで、《某芸人さんから突然焚き火台を創って欲しいとLINE連絡があり、それがもう嬉しくて無償で企画設計》したといい、《3か月ほどかけて新たな構造を考え試作、いくつかサンプルを創り送りました》とその経緯を説明。その後、契約書のやり取りとなったが、笑’s側はその際の状況についてこう説明している。

《しばらくして戻ってきた契約書を確認して唖然とした。知的財産権は私ではなく相手方に帰属すると書いてある。しかも図面まで相手方に帰属すると 自分が3か月以上かけて考えたものを簡単に渡せますか?》

 さらに、『笑’s』は《弊社独自開発の構造でサイズ違い等は後々弊社でも創りますと言ってあったのに、サイズ違いや材料違い等も作っちゃダメだと…》といい、ヒロシの《同じものは作るなら辞めるって、3回伝えたけどね》という主張とは、双方の説明が食い違っている。なお、『笑’s』によればヒロシのマネージャーからは関係を打ち切る旨のメールが届いたという。

 SNS上では、法的な手続きで決着させるべきだといった声も寄せられているが、ヒロシは《意匠取れば良いけど、ケチ付いてるから。最早かかわりたくない》《顧問弁護士いますが、数十万かけて裁判勝っても。なにがあるわけでもないので》と法的措置には慎重な姿勢を示している。

「ヒロシさんは、自身が具体的な形を提示して制作を依頼したにもかかわらず、同じものを作ると言われたと主張しています。元々ヒロシさんはこのメーカーの焚き火台の愛用者で、同社の商品を自身のYouTube動画で紹介したこともあることから、信頼していたからこその相談だったとみられます。

 ただ、今回の件をめぐっては、どれほど親しい関係であっても、仕事として依頼する以上、最初に権利関係を細かく整理しておく必要があったという指摘もされています。親しい間柄の相手と仕事をする際に起きがちなトラブルと言えるのかもしれません」(前同)