■愛車を壊すというテレビの“悪ノリ” 過去にはさんまの愛車を壊すビートたけしも
なおSHOは動画投稿後、別のXユーザーから《ボディ凹んだりしなかったですか?》と質問されると、《修理費を伝えてabemaが修理代をちゃんと出してくれましたよ。流石abemaです》と返答している。
番組内で愛車が破壊されたシーンとして思い出されるのは、かつてフジテレビで放送されていた『27時間テレビ』だ。同番組では、ビートたけし(79)、タモリ(81)、明石家さんま(71)というBIG3を中心とした大物タレントが登場。1991年にはさんまの愛車であるレンジローバーをビートたけしが勝手に運転し、車庫入れを失敗する形で大胆にぶつけるという場面が大きな話題となった。さらにはその後、95年まで毎年のようにさんまの愛車がたけしらによって破壊されるのが恒例となっていた。
「テレビ局がメディアの絶対的なトップだった1980年代後半から90年代くらいまでは、現在では批判されるような企画も珍しくありませんでしたよね。それこそ出演者が身を削るような危ない内容もあったし、『27時間テレビ』のさんまさんの愛車破壊はまさにそれですね。今回の木梨さんの悪ノリについても、当時の空気を感じます。さんまさんの愛車の修理費は、番組側が出していたそうですが、それもやはり当時はテレビ局も儲かっていた。莫大な制作費があった時代のことですね」(制作会社関係者)
同じく『27時間テレビ』では15年に平成ノブシコブシの吉村崇(46)が、愛車のBMWを破壊する場面もあった。
「2015年の時は、すでにテレビ局を取り巻く状況も変わっていて、吉村さんは自ら愛車を破壊したにもかかわらず、自身が批判されてしまいました。“番組内で何かを壊す”ということ自体が受け入れられないんですよね。たとえ自分で自分のものを壊したとしても、作った人がいるのに……と引かれてしまう。今は、こういう破天荒でヤンチャな振る舞いはウケづらいのが実情です。
番組サイドも、たとえ台本にはなくとも、その破壊映像を使ったからには修理費=経費を出す。SHOさんが修理代を負担してもらったことからも、古き慣習は続いていると言えるのかもしれません」(前同)
今回の番組について愛車を破壊された側のSHOは、特に怒っているわけではなさそうだが、気になるのはあの流れが台本にあったものなのか、また番組が修理費を負担することは想定内だったのか、ということだ。
その内情についてABEMAに問い合わせたところ、
「番組内容および制作の過程については、回答を差し控えさせていた
とのことだった。