■テレ朝“視聴率3冠”連続獲得に日テレ上層部危惧か

 長嶋一茂は、ミスタージャイアンツこと長嶋茂雄さん(享年89)の長男。石原良純は元東京都知事の石原慎太郎さん(享年89)の次男で、叔父は昭和を代表する俳優の石原裕次郎さん(享年52)だ。

「『火曜の良純孝太郎』で良純さんと共演している小泉孝太郎さんも、有名政治家だった小泉純一郎元首相(84)の息子ですよね。そして、特にテレビ朝日は彼らのようなタレントを起用し、シニア層に刺さりまくる番組を続々と生み出していますよね」(前出のスポーツ紙記者)

『火曜の良純孝太郎』は10月13日から新番組『絶景&世界遺産 火曜の良純孝太郎』としてリニューアルし、毎週2時間放送(火曜20時~21時48分)となる。

 10月からは新たに進行役として元日テレアナウンサーの岩田絵里奈(31)の出演も決定。スタジオの進行を担いつつ、VTRを見届けるという。彼女は今年3月末に日本テレビを退社後、同番組が同局以外で初のレギュラー出演となる。

「テレ朝では25年4月から孝太郎さんと高嶋さんMCの『孝太郎&ちさ子 プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』をレギュラー化するなど、二世タレントの番組を多く放送しています。それはシニア層をガッツリと掴めば、世帯・個人視聴率が取れるからという理由が大きいでしょう。

 一方の日テレは、若年層の視聴率であるコア視聴率(13~49歳までの個人視聴率)を重視し、若者に支持される番組の制作をしてきましたが、近年、個人視聴率も重視するようになったと言われています。その理由のひとつが、テレ朝に視聴率3冠を奪われてしまったことだと言われていますね」(前同)

 1月5日、テレビ朝日が25年の年間平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)において、世帯視聴率・個人全体視聴率で2年連続の3冠を達成したことが明らかになった。23年まで長らく日本テレビが視聴率3冠だったものの、24年、25年とテレビ朝日にその座を奪われている。

「日テレ上層部は、視聴率3冠をテレ朝に奪われている現状を看過できないと考えていると言われていて、今はコアに加え、個人視聴率もかなり重視しているんです。そこで上の層の数字を持っている一茂さんを番組に起用するなど、策を講じているともっぱらです」(制作会社関係者)

『一茂×かまいたち ゲンバ』は24年12月にレギュラー放送(毎週日曜日朝10時25分~11時25分)を開始。視聴率も好調で、9月6日の世帯視聴率は6.6%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は4.1%だった。

「同時間帯の『サンデージャポン』(TBS系)に迫る数字を取っていますからね。さらに25年6月のゴールデン帯の特番も個人視聴率4.1%と結果を残しています。やはり、上の層の一茂さんの人気は凄いですよね。日テレは一茂さんのパワーも借りて、個人視聴率も獲得し、テレ朝を逆転していこう、ということではないでしょうか。

 ですが――“視聴率3冠争い”は、視聴者にとってはどうでもいいことでもありますよね。そして、二世タレントを支持しているのはシニア層が中心ですからね。SNSには“若い層がますますテレビを見なくなる”といった意見がありますが、現場からも、さらなる若者のテレビ離れを懸念する声が出ていますね……」(同)

 テレビ界で大活躍を見せる長嶋一茂と石原良純――今後もその流れは続くのだろうか。