■ファン同士の“対立構造”に時代の変化
確かに、MAJ授賞式当日や翌日のXの投稿を見ると、一部では、
《ほんとにすごい!!!戦いとか争いとかそゆうは言いたくはないけど…簡単に言ったらジャニーズvs M!LKでM!LK勝利だから!》
といったM!LKファンの書き込みもあれば、
《ジャニオタはジャニーズからしか元気もらえないので》
と、批判的な声を上げるSTARTOグループファンも。しかし、こういった“対立”はごく一部で、素直にM!LKの受賞を喜ぶ声も多く見られる。女性誌編集者は続ける。
「まず、昨年から今年にかけてのM!LKの活躍は、誰もが認めざるを得ないというところでしょう。本当に目覚ましい活躍ぶりでしたよね」
昨年10月配信リリースの『好きすぎて滅!』、そして今年2月配信リリースの『爆裂愛してる』はTikTokを中心にバイラルヒットとなり、今年4月から8月にかけてもほぼ毎月新曲を発表。今年、4月27日~5月3日集計のBillboard JAPANストリーミング・ソング・チャートでは、トップ4に『好きすぎて滅!』『爆裂愛してる』『アイドルパワー』の3曲が同時ランクインするという快挙も達成した。
そして、その勢いを象徴する数字が9月22日に発表された。9月16日発売の最新アルバム『LOVE ENG!NE』は、最新「オリコン週間アルバムランキング」で初登場1位を獲得。初週売上は91.6万枚で、前作『M!X』の初週6.1万枚の約15倍。2作連続、通算2作目のアルバム1位となり、初週にして2026年度発売アルバムの最高累積売上も記録している。
そんなM!LKの快進撃のなか、ファン同士の“対立”が大きく広がらないのには、こんな理由もあるそうだ。
「M!LKのメンバーとSTARTO社のアイドルたちとのアツい“友情”があるというのもポイントでしょう。たとえば、連続ドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系、23年7月期。劇場版が25年2月に公開)でのSnow Manの目黒蓮さんとM!LKの佐野勇斗さんが“バディ”役で共演するなど、事務所の壁を超えて共演する機会も多いですよね。佐野さんは目黒さんの誕生日に合わせて手紙を贈るなど、心を通わせています。
また、M!LKメンバーは嵐の二宮和也さんの冠番組『ニノなのに』(TBS系)に頻繁に出演しており、嵐ファンからもM!LKに好意的な声が聞かれるといいます。M!LKとSTARTO社のアイドルたちが良好な関係を築いていることも、ファン同士の対立が広がらない背景の一つなのかもしれませんね」(前同)
また、大規模ライブの演出にも共通点が見られるという。
「嵐がライブで2005年に導入した、客席上を移動する“ムービングステージ”をはじめ、フライングや無線制御のペンライトなど、STARTOグループは大規模会場を生かした演出を長年発展させてきました。M!LKも24年の初アリーナツアーで初めてムービングステージを導入しています。STARTOグループが長年培ってきた大規模ライブの演出は、現在の男性アイドルシーン全体にも広がっていますよね」
今後、より盛り上がりを見せそうな日本の男性アイドルシーン。切磋琢磨しながら、さらに発展していくことになるのでは――。