ジャニーズの人気グループ・King&Prince。その個性と魅力はさまざまな業界からラブコールを受けてきた。しかしメンバーの岸優太(27)、平野紫耀(26)、神宮寺勇太(25)の3人は5月22日をもってグループを離れる。そんなキンプリと深い関係のある2つの“縁”を、テレビライターの花井温子さんが紹介する。【第1回/全2回】
■テレビから愛されたキンプリ
「5人でのKing&Princeは、5月22日が最後の日になります。昨年2022年11月4日に、平野さん、岸さん、神宮寺さんがグループの脱退と退所のお知らせがあり、その後は様々な憶測が飛び交いました。
一番懸念されたのは、歌番組への出演や年末恒例の事務所主催のライブイベントへの参加などが見合わせられるのではないかと、グループでの露出を絶望的と捉えられていたことでしょうか。
しかし、12月4日放送『ベストアーティスト2022』(日テレ系)、12月7日『2022FNS歌謡祭 第1夜』(フジテレビ系)、12月19日『CDTVライブ!ライブ!クリスマス4時間SP』(TBS系)、12月23日『Music Station ウルトラSUPER LIVE2022』(テレ朝系)と、キー局すべての歌番組へ出演を果たし、12月31日『第73回紅白歌合戦』(NHK他)、『ジャニーズカウントダウン2022→2023』(フジテレビ系)への出演も果たしました」(花井さん=以下同)
脱退に当たってもさまざまな憶測が飛んだ。
「彼らが、生放送の番組に出演する機会があること自体、とても恵まれていると思いますし、彼らが自ら引き寄せたものだとも思います。グループの脱退と退所のお知らせはファンクラブ限定の動画ということもあり、世間的には3人の脱退理由が大きくクローズアップされ、不仲説やメンバー同士の方向性に違いがあることなどを伝える媒体もありました。
しかし、彼らのパフォーマンスを見れば、それが真実ではないことが伝わってきましたよね。“生放送でメンバーが何を言うか分からない”などということは一切なく、MCからの質問にはそつなく答えて、与えられたほんの数分のパフォーマンスに全力を注ぐ彼らは、紛れもなく、真面目な仕事人です。」(前同)
そんな中で、キンプリにとって特に関係が深い番組があるという。
「その真剣に取り組む姿勢は、まだKing&Princeがデビューする前、数々の舞台やステージでひたむきに頑張っている姿と何も変わりません。
そして、真夏の六本木で、テレビ朝日の夏祭りを応援する6人組のユニットだった彼らは、歌手が憧れる番組『ミュージックステーション』(以下Mステ)で、5人では最後になるだろう生パフォーマンスを披露することになります」(前同)