魂の伝道師、ラモス瑠偉のコラム。

 北中米W杯で得たこと、学んだことを、2030年にモロッコ、ポルトガル、スペインの3か国で共同開催する次回大会にどうつなげていくか。日本代表がさらに上に行くために、何が必要なのかということを綴っています。

 今回のテーマは、緊張感ある試合への対応についてまとめたいと思います。

 出場国の数によってレギュレーションが変わりますが、グループリーグ3試合での結果によって決勝トーナメントに出場するという大枠はここまで変わっていません。そして説明するまでもなく、初戦には初戦だからこその難しさがあります。その結果によって2試合目の戦い方がありますし、3試合目は決勝トーナメントでの対戦相手や試合開催地に影響があるがゆえの難しさもあります。

 そうした駆け引きが背景にあるため、通常の試合以上の緊張感があるのが国際大会。そもそも世界最高の大舞台ですから、相手も最高の状態に仕上げており、少しでも油断すれば、いや、油断していなくても隙を突こうとしてくるため、一瞬たりとも気が抜けません。同時に攻撃では、そうした相手の隙を突かなければいけない。そうなると、体の疲労はもちろんですが、頭も疲れます。

 今回の日本代表で言えば、スウェーデン戦などは3試合目で疲労も蓄積した中で後半11分まで点数が取れませんでしたから、集中し過ぎて頭のほうが疲れていたと思います。