■バズったのは狙い通り? 『まっぷたつ?パフェ』の開発背景をデニーズに聞いた

 担当者は「詐欺」といった反応についても「確認しております」とし、「この投稿をきっかけに、『まっぷたつ?パフェ』の開発背景を一人でも多くの方に知っていただけること嬉しく思います」と意気込む。

 正面と横で見え方が違う構造については、「本商品の最大の特長であり、これまでにない全く新しい取り組みです」と説明する。「注文した時の驚きや楽しさをSNSにシェアしていただきたいと考えております」とも述べており、驚きがSNSで共有されることにも期待を寄せているようだ。

 同シリーズが“写真映えと食品ロス対策の両立”を狙って開発されたことは同社のリリースでも明かされているが、担当者は改めて、「54%が写真映えを理由に料理やデザートを注文したことがある」「約3人に1人が食べ残した経験がある」という自社調査の結果を挙げた。

 写真映えする大きな器のパフェを食べきれなかった客が「罪悪感」を抱いていることを大きな問題だと考え、見栄えはそのままに、量を減らしたパフェを作ったのだという。

 実際に注文した客からは、「見た目のインパクトがすごくて、思わず写真を撮ってしまった」「量がちょうどよく、デザートとして気軽に注文しやすい」といった声が寄せられているといい、売れ行きについては、今年1月に東京・渋谷と池袋の2店舗で販売を始めたところ、2週間で売り上げ目標の380%を達成したそうだ。

 食後のアンケート調査でも食べ残しはゼロだったといい、好評を受けて7月からは販売店舗を全国90店舗に拡大し、新作も投入。担当者は「9月8日までに合計約2.3万杯以上を販売しました」と明かしている。

 最後に担当者は、「今後は季節のデザートでも、こうした取り組みを実施していく予定です。次はデニーズ全店で展開するのが目標です」と結んだ。

「詐欺」という誤解まで生んだパフェだが、話題性は抜群。デニーズにとって狙い通りだったのかもしれない。